2007年10月29日

芸術の秋後半・日本のシリーズ

ゲイジュツの秋、後半。
今年の目標の一つは
「芸術に親しむ大人な女になる」なのだ。実は。

今年もあと2ヶ月。
目標達成は・・・(*=∀=)*フッ


<明治神宮薪能>

@明治神宮

薪能大混雑

薪能は初めて。
無料ご招待ってことなのか、結構混雑していたけど、

薪能舞台

母との連係プレーで見事、前の方で観ることができました。
やっぱり外はちょっと寒かったけどね。
薪で暖を取りたかった・・・
でも、薪の目の前の席の人は、火の粉が飛んできて大変そうでした。

演目は
仕舞:高砂
仕舞:羽衣
仕舞:船弁慶
狂言:茸
能:自然居士

仕舞三番はみんな、小学生〜高校生の若い演者さんでした。
登場したとたん「かわいい」なんて声があちこちからあがったり。
ちょっと緊張しているようにお見受けしましたが・・・

狂言の茸、これ、シュールで怖いです。
ある男の屋敷に、不気味で大きな茸が生え、それを山伏が退治しようとするのですが、
山伏が祈るたびに逆に茸は増えていき、人間に悪さまではじめる・・・、というお話。
茸役のみなさん、「猿茸」は猿の格好、「姫茸」はお姫様の格好とか、
それぞれ個性的な衣装を着て中腰で動き回るのですが、あの体勢は凄く辛そう。

アメリカで演じられたときは「ベトナム戦争への批判」とかなんとかいろいろ言われたらしいけど、
そんな無粋なことは言わずに、不気味でコミカルな茸を見て笑えばいいと思います。

能の自然居士。
自然居士っていうのは、修行中の僧のことで、美少年という設定らしいのですよ。
正義感あふれる美少年が、悲運の少女を助ける・・・というのが、この能の大まかなストーリーです。
意外と、今の漫画とかにもありそうなストーリーなわけですよ。

ところが(と言ってはいけないんだろうけど)、自然居士を演じたのは80歳の近藤乾之助さん。
しかも能面なし!
これも能の奥深さなんでしょうな。

もちろん、大ベテランの舞は迫力がありましたよ。
ただちょっと、声が聞き取りづらかったかな。屋外だしね。


<勅使河原宏展>

@埼玉県立近代美術館

7月から10月までの、ロングランな企画展。
3ヶ月もあるなら、夏の間に時間を見つけて行けばいいかな〜、なんて油断してたら、
気がついたら最終日になってた orz
いつものパターンです。

入り口にいきなり竹のトンネル。
最終日に見たときは茶色くなっていたけど、
きっと会期の最初の方は、活き活きとした竹緑色だったんだろうな〜、と勝手に想像。
トンネルの最後は、そのトンネルが生まれている場所・・・みたいなところに到着します。
地面から竹が生えて、それが四方に広がり、トンネルを形成する・・・という印象を受けたのですよ。

トンネルを抜けると、生け花の紹介。
生け花は、写真での紹介が中心。
枯れたひまわりの作品がいくつかあったけど、枯れたひまわりって枯れた者の凄味があって怖いね。
それに負けないように活けるのって大変そう。

その後はインスタレーションの紹介。
ひとつ、私が好きな作品があったんだけど、タイトルが見つからなかった・・・。
写真じゃなくて、どーんと実際に展示されていた作品。
変わった形の土器と、炭になった木が絡み合っているような作品。
あれが好きだったんだけど、タイトル何だったのかな?

たぶんあれは、窯の中の様子を作品にしたんじゃないかなと勝手に思ったのだけど。
土と木(木が燃やされて火となるからね)が窯の中で絡み合い、一体となってす陶器を作り出していく・・・そんな場面が思い浮かんだ。

・・・でもタイトル見てないから、全然違っているかも ( ̄▽ ̄;)←自信なし。

あとは、立てられている竹の向こう側に作品が展示してある、あの展示方法が好きでした。
竹林っぽくていい雰囲気。

そのほかにも竹の作品がたくさん紹介されていたけど、写真やビデオが中心。
しかし竹っていうのは、なんでまた、
「生きるためには中身なんてなくってもいいんじゃね?」
って方向に進化しちゃったんでしょうね。
随分斬新な発想の進化だ。
それによってしなやかにまっすぐ伸びることになったわけだけど、
でも、逆にまっすぐにしか生きないんだよね。

最後の映画部分は怖いので省略。
ああいうの怖いから苦手なんだ。


<芸術祭十月大歌舞伎・昼の部>

@歌舞伎座

歌舞伎座

歌舞伎は初めての観劇です。

幕が上がったとたんに
「うわ。ドリフだ」と思ってしまった私はドリフ世代。
あの半分に切られた家のセットといい、回る舞台といい・・・懐かしい(笑)。

初めてということでイヤホンガイドを借りたのですが、あれは正直微妙だね。
歌舞伎を見ている途中にイヤホンから解説が聞こえてくるわけですが、
私は聖徳太子の耳を持っているわけではないので、
解説を聞いていると、目の前の役者のセリフが聞こえないわけです。

セリフが全然聞き取れないのであればイヤホンガイドを頼りにするしかないけど、
予想以上に聞き取れたんだよね・・・
であれば、目の前の役者の方を聞きたいわけですよ。
まあ、好みの問題だと思いますが。

演目は、
赤い陣羽織
恋飛脚大和往来
羽衣

一番おもしろかったのが赤い陣羽織。
これはスペインの昔話を日本風にアレンジしたものだそうです。
明るい勧善懲悪もので、ストーリーも追っかけやすく、おもしろかった。
馬の馬子太郎がかわいい。

恋飛脚大和往来は、たぶん正統派の歌舞伎・・・だと思う。
赤い陣羽織はおもしろかったんだけど、舞の要素が少なすぎるかな、と思った。
その点この演目は、ストーリーに恋あり涙あり人情あり、舞も結構あったし、良かったと思う。
主人公の男が情けないのがイマイチ。
こんな男に「死んでくれ」って言われても、イヤだなあ。

羽衣は、能を題材とした演目。
明治神宮薪能でも、仕舞を見てますね。私。
シテ(天女)とワキ(漁師)がいて、能っぽかったよ。
違いは囃子方三味線が入ることと・・・あとは何だ?
衣装なんかは当然違うんだろうけど。
細かい違いはわかりませーん。
私は歌舞伎バージョンの方が好きかも。

今回は荒事を見なかったので、次に歌舞伎を見るんだったら荒事がいいな。
posted by ひんべえ at 00:14| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 夢の記憶(美術館のお話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月22日

平積みジャングルの探検 〜9月の読書記録〜

この週末はさわやかな秋晴れで、テニス日和な感じでした。

この間、テニスコートの片隅に小さくて可憐なお花を見つけて、
「このお花を<10月のお花>にしよう」と思っていたのにうっかり写真に撮るのを忘れたことがあって、
今日こそちゃんと写真に撮ろうと(テニスよりも)意気込んでいたのに、
2週間経ったらお花は跡形もなく散っていました・・・orz
とりあえず、そんなお花がいましたということを自分メモ。


<9月の読書記録>

陽気なギャングが地球を回す



「最近、読んでいる本がちょっと偏っているなあ」と思い、
本屋で平積みになっていた本の中から「えいっ」って適当に取ってみた。

おもしろかった!どんどん読み進めちゃいました。
オチも、最後きれいに収まったし。
(きれいに収まりすぎて、先が読めたと言えば読めたけど。)

会話が楽しい小説って好きなのです。
「ゼロで割ると世界が狂ってしまう」っていうエピソードが特に好きでした。


パン屋再襲撃



やはり本屋の平積みの中からチョイス。
「襲撃」もので揃えてみた。
短編集。「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は既読。

表題作に出てくる、どこまでも透明な海に浮かぶ船から海底火山をのぞき込むイメージ、
この作品や、他の村上作品を読んだ私自身が抱いたイメージがまさにこれかも、と思いました。
はっきりと見える海底火山、それに対し、透明すぎて見えない海。
でも、絶対にそこにあるはずの海の存在。

表題作の他、「象の消滅」も似たような感じ、で好き。
「ファミリー・アフェア」はちょっと違う。もっとしっかりと足をついている感じ。でも好き。
この3つかな。

あ、「ねじまき鳥」も好きです。
「ねじまき鳥」って言葉だけで、詩だよね。


グロテスク(上・下)



「本屋で平積みされている襲撃もの」を9月は読もうと思っていたのに、
いいものが見つからず、なぜか手に取ったのはこの本だった。

少し読んだ後、くすぐったいような既読感。
そういえば、本自体は読んだことないけど、いつも読んでいるブログで書評を読んだのでした。
(いろいろあれなのでリンクは張りませんが。)
そして、ちょうど友達から舞台「絢爛とか爛漫とか モダンガール版」のお誘いを受けていた、
そこらへんの連想から手に取ったのかも知れない。

いやあ、読むのが辛かった。
出てくる登場人物がイタすぎて。
ちょっと読んでは本から離れて深呼吸をして、そして決意を新たに読み直す、そんな感じ。
村上龍の「五分後の世界」も読むのが辛かったけど、このときは
「先が読みたい!でも中身がグロすぎて吐き気がする・・・」という辛さだったけど、
「グロテスク」は、正直、先が読みたくなかった(笑)。義務感で読んだ(笑)。

読み進めるごとに、自分の中にもいる黒い虫に無理矢理スポットライトがあてられる感じがして、
それがとてもイヤなのだけど、やはり、女であるからには最後まで読もうという義務感。

私も小説の「わたし」と同じく、ユリコと犯人の手記ではなく、和恵の手記に激しく反応しました。
あとは小説の最初の方、富とはだらだらと内部から自然にこぼれ出るもの、というあたり。
他に、登場人物のほとんどが嘘つき・・・ではなく、自己イメージが他者からの評価とは恐ろしいほど乖離していること。

他者から評価されないと、努力に対してわかりやすく評価してもらえないと、生きていけない。
なのに、優れた容貌や才能を与えられた人には努力しても勝てない、そんな現実と戦って壊れていく和恵。
嫉妬しながらも勝負から下りることで自分の身を守る「わたし」。

だけど、貧弱なグロテスクって、たぶんない。
だから和恵も、なにかをとてもたくさん芯に持っていて、
それが発酵して腐敗して、グロテスクなモンスターになったのではないのかな。

うーん、まだ読後感が混乱しているな。
でも、もう読み返したくはない(笑)

しかしこの小説、男性が読んだら・・・どういう感想を持つんでしょうか?


<9月のお花>

今年の9月は暖かかったような気がする。
去年は9月の時点でハロゲンヒーター出したけど、今年の9月は使わなかったもの。

夏の残り花

南国っぽいお花もまだ咲いていたよ。


<9月の猫さん>

職場の最寄り駅付近に住んでいる猫さん。
4月に私が来たときはちょっと皮膚病が辛そうでしたが、
最近調子がいいみたいで、上機嫌です。

猫さん分身の術

で、挨拶しようとしたら・・・なんかそっくりな子がもう一人いらっしゃるのですが・・・。
はじめてみました。分身の術?
posted by ひんべえ at 00:44| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月19日

芸術の秋前半・触れあい溶かされ、残るもの

昨日の朝の風景。

逃げ遅れた朝陽

だんだん朝が遅くなって来ている今日この頃、
私はもう電車に乗る時間だというのに、
雲に阻まれて逃げ遅れた朝の光を見つけました。
(携帯の写真だとキレイさがイマイチなんだけど。)

朝日は雲と一緒に、やわらかいオレンジ色をつくるのですね。
秋ですね。


9月は結構暑かったのに、10月に入ってめっきり寒くなりました。
秋本番ということ・・・なのか、
私の10月最初の3連休はゲイジュツの秋でした。


<メルティング・ポイント>

@東京オペラシティアートギャラリー

金曜日の夜7時以降入場料が半額になると聞いたので急いで仕事を終わらせて行ったら、
美術系の学生さんらしき人がたくさんいました。

メルティング・ポイント、という言葉から受けるイメージは、
溶け合う、というより、溶かされる、という感じで、
その感じに一番近いのは、最初のジム・ランビーのゾボップの床だったかな。
なんか床に干渉されて溶かされる感じで、まっすぐ歩けないような感覚を味わいながら鍵穴をくぐったよ。


渋谷清道のインスタレーションの中では、
メインの「ミステリーサークル/6番目の小さな海姫」の入り口と出口、
茶室のにじり口のような入り口と出口の対照的な位置に、
ひっそりと模様が描かれているのを見つけて、
隠れキャラを見つけたような嬉しい気分になりました。

出口の方にあった、「ミステリーサークル−5」の額縁にも、
壁にはみ出るような感じで同じ模様が描かれていたから、
あの部屋自体があの作品にとっての額縁で、
だけど、「ミステリーサークル」という作品はそんな枠からも出てしまうもの、ということなのかな。


一番好きだったのは、最後、エルネスト・ネトの「それは地平で起こるできごと、庭」
床に平行に貼られた大きな2つの布(下は胸ぐらいの高さ、上は2mぐらい)と、
それを結ぶ布の円柱、そして所々に置かれた石が、微妙な曲線を産み出して、
まずはその曲線がとてもきれい。

そして、その布の下をくぐって、下の布に開けられた穴から頭を出すとみえる、
まるで水平線と空のような風景。
パンフレットには、「実際には絶対に触れ合うことのない2つの世界が接点を持つ」とあったけど、
でも私は、海と空は雨によって触れ合っているのだと思うよ。
ボートの上にいるときに見る風景が浮かぶ。
上の布が雨雲、下の布は海、そして2つを結ぶ円柱は雨。

みんな結構気に入ったみたいで、はしゃぎながら遊んでいたけど、
そうなるとついつい、作品に触ってしまうらしく、
(あの布が張られた絶妙なテンションは、触ってみたい誘惑に駆られるものでもあったし)
係員の人は「触らないでください」と大忙しでした。

私もあんまり気に入ったので、収蔵品展まで見に行った後に、もう一回戻ってきたら、終了時間間際だったので、誰もいなかった。
わーい。独り占め!(〃▽〃)!
とばかりに、ジャンプしてみたりして大はしゃぎしたけど、
しばらくして、あの作品は自分の他に穴から顔を出している人がいないと、イマイチ締まらない作品なのだとよくわかりました。
なんか世界にひとりぼっちな感じ。
身動きがとれない他の人を見たり、筒の中に入ってストッキング被った銀行強盗みたいな人を見たり、
それも作品の一つなのだと、パンフレットに書いてあったこと、使われた写真に妙に納得。

企画展である「メルティング・ポイント」の他には収蔵品展と、project N。
収蔵品展は日本画っぽいのが中心。
白鷺が主役で、春と月と雪の屏風絵がよかった。(作家名とか忘れた・・・)

project Nは田尾創樹。
なんていうか、この人の場合、展示の仕方として、
ああいう美術館ぽくお行儀よく並べる展示ではなくて、
どっかの駄菓子屋とか怪しげなアジア雑貨の店みたいに、
ぐちゃぐちゃに入り乱れた感じで作品を展示しつつ、BGMにあの耳に残るあやしい音楽を流した方が、
帰れなくなるような恐怖を感じつつ、おもしろく見れたのではないかと思います。


<絢爛とか爛漫とか モダンガール版>

@目白 ギャラリー ゆうど

ものすごく久しぶりに、友人のお芝居を見に行きました。

まずは、この会場がよかった!

ゆうど

庭付き一戸建ての再生民家なの。
よく晴れた日の昼下がりに、とてもゆったりとした時間が流れて贅沢でした。
作り上げられた庭ではなく、猫が遊びに来るような日常性がホッとできて癒されるね。

お芝居は大正ロマーン(正確には昭和初期ですが)な世界なので、
古民家で演じられると雰囲気がぴったりなんだ!
セットでは出し切れない味わいに痺れました。

もちろんお芝居自体も良かったよ!
女とはかくも哀しいものかと、何度も泣きそうになりました。

自分にないものを僻み、拒絶しながらも、離れることはできない・・・
文香がイタすぎるんだけど、
自分の胸に改めて聞いてみるまでもなく、
心当たりありまくりなので、ナイフでグリグリえぐられる感じです。

思い通りにならない人生、そして自分自身、
それでも自分自身から目をそらさずに、生きていくことだと思うのです。
周りの人と干渉したり、反発したりしながら。

偶然なのですが、このちょっと前に読んでいたのが桐野夏生「グロテスク」だったので色々考えるところがありましたよ。
そのお話はまた次回。
posted by ひんべえ at 22:26| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢の記憶(美術館のお話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月15日

秋に叢雲 器に作法

お料理教室で秋のお弁当を作ってきました。
・・・1ヶ月前に σ( ̄∇ ̄;)

最近、全然日記が追いつかないんだよ!
ついでに、最近はお料理教室の抽選にハズレ続け、
10月、11月とお料理教室に行く予定がありません(泣)
大事な癒しの場なのに・・・。


そんなわけで、記憶がかなりあやしくなっていますが、秋のお料理。

松花堂弁当

おもてなし料理ということで、松花堂弁当に仕立てています。
松花堂弁当って、精進料理の流れをくむらしく、
スーパーめんどくさいお作法があるそうです。
ふた開ける、その一つをとっても色々とね。
でも全部忘れちゃいました・・・σ( ̄∇ ̄;)

でもあんなことを普通に行っていたら、
周りの人から奇異の目で見られるんじゃないかと思います。
それぐらい、面倒な感じのお作法だった。


そんなことより肝心なお料理。
お弁当に詰めるだけあって、どれも冷めても美味しいお料理です。

ご飯の右隣は、高野豆腐と豚肉の揚げ煮。

味のポイントは、なんと言っても高野豆腐。
高野豆腐が、噛んだら「じわっ」っと、お出汁がでてこないと美味しくありません。
意外と難しいんだけどね。
出汁に漬ける前に、高野豆腐をしっかりと洗っておくことと、
揚げるときにしっかりと揚げることがポイントだそうです。

出汁でじっくりと煮含められた高野豆腐と豚肉は、成功すれば超おいしいです。
失敗すると結構悲惨。(高野豆腐がパサパサとか)
成否がはっきりと別れるお料理。
ちょっと怖いね ( ̄◇ ̄;


ご飯の上は、鰤の菊花焼き。
塩焼きした鰤に、黄菊と春菊を卵白で混ぜたものをのせて焼きます。
見た目がお弁当映えしていいですね。
黄菊を買っても使い切れるのかが疑問ですが。


右上には、イカと大根の明太子和え。
イカと大根は大きさを揃えて切ってあって、両方とも白いから、
ぱっと見、どれがイカなのか大根なのか、よくわかりません。
だからこそ、口に運んでみるとイカと大根の食感の違いが楽しめて、
その違いが結構おもしろい感じです。
切ってあわせるだけで簡単だしね。
イカはちゃんと繊維を切るように切りましょう。


最後に、ミョウガのむら雲汁。
「むら雲汁」って、「かき玉汁」と何が違うんだろう?と思ったら、
料理としては同じなんだけど、秋にいただくものを、季節感を取り入れて
「むら雲汁」っていうんだって。
季節を大事にする日本の心ですね〜。

そういわれると、卵のふわふわ感を出すために、
いつもよりも余計に気合いが入るというものです。
私が作ってみたけど、ちゃんと上手くできたよ!
よかった。季節感を台無しにしないで。

さらに蛇足ですが、
 赤塗りのお椀−おみそ汁
 黒塗りのお椀−すまし汁
が決まりなのだそうです。
でもこれは知っていたかな。
(知っていても、わざわざ別に用意したりしないけど。)


夏が好きな私は秋ってちょっと寂しいけど、
日本的な季節感は一番感じるときかも。
posted by ひんべえ at 23:01| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | お料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月09日

山のあなたの空遠く

シーズンインの9月、海洋公園に行って来ました。

寒い、寒いと文句を言いながらも、
決して安くはないお金をかけて伊豆で潜るのは、
そこにソラスズメダイがいるからです。(少し言い過ぎか。)

しつこいぐらいに書いてますが、私はソラスズメダイが好きです。
ダイビングを始めた頃からずっとです。
しつこいぐらいに写真を撮ってますが、未だ満足のいく絵が撮れたことがありません。
きっとこのままいつまでもソラスズメダイの姿を追っているのでしょうね。


と、このまま海洋公園の話題に行く前に一つ、重大事件が。

この日は、早朝に雨が降ったりやんだり、ちょっと変な天気で、
海洋公園に到着するまでの間、虹をたくさん見ました。

特に凄かったのが、熱海の街中で見た虹。
熱海の街中に、とても大きな虹が出ていたのですよ。
山の上の方にあるホテルよりも手前、ちょっと路地を入った旅館の屋上ぐらいの位置から、
早朝の熱海の街の上にかかる、見たこともないぐらい大きな虹の姿。

半分寝ぼけていたのですが(運転はしてなかったよ!)、一気に目が覚めました。
「ここまで虹に近づけたら、あとはあの旅館の屋上にいけば、虹の中に入れるんじゃないか。」
と本気で考えたのですが、
そこは他人が運転する車ですから、その一瞬に虹を見ただけで、
後は建物の陰に隠れてしまい、再び虹を見ることのないまま、
そのまま目的地へと走り去りました。

あんなに虹に近づけたのは人生で初めてだったなあ。
あの虹のふもとに行けなかったなんて、なんて残念。


−−−−

大きな台風だった台風9号が上陸してから一週間後の連休、
海洋公園もいろいろと被害を受けたようですが、施設は復旧されてました。

朝から雨が降ったりしていたけど、到着したら良い天気。そして透明度もよし。
西表帰りの身には冷たい海だったけどね。

まずは一本目。
1の根の上を通って、クマノミを見て、1.5番で折り返して根にそって帰ってくるコース。
エントリー後、アオリイカの子供達に会いました。

アオリイカの子供達


傷だらけのオハグロベラを発見。

傷だらけのオハグロベラ

食いつかれたところを、命からがら逃げてきたのでしょうか。
あまり追いかけるのもかわいそうなので、ちょっと写真を撮ってすぐ別れました。
自然は厳しいですな・・・。


キビナゴの群れ

オクリダシの入り江では、定番のキビナゴの大群。

ダイビングシーズンですね。


一本目の時からちょっとうねっているな、とは思っていたのですが、
そのままうねりは収まらず、二本目は濁ってちょっと透明度が落ちました。
二本目は砂地のポストや魚礁で遊ぶコース。

私は特にポストに投函するハガキを用意しなかったので、
みんなが一人ずつハガキをポストに投函しているあいだ、
砂地にいる、何かの魚の稚魚の群れの中にいました。
砂に混じって見にくいけど、小さくて透明な魚がたくさんいたのです。

そんな群れの中でじっとしていると、
次から次へとやってくる・・・いろんな魚たちが、
私の仲間(勝手に群れに混じっているだけだけど)をお食事に・・・

捕食

手前に見える、銀色の物体が、私が混じっていた群れの魚です。

一本目に引き続き、自然は厳しいなあ、と思いつつ、
私にできることは何もないので、静かに見守っていました。


みんなが投函を終えたら、魚礁へ移動。
ここにはスカシテンジクダイがたくさんいました。

魚礁のスカシテンジクダイ


砂地の縁にぶつかったところでアオヤガラ(yg)に遭遇。
奥に見える小魚を補食中でした。
今日は妙に自然界の厳しさを目の当たりにするな・・・。

アオヤガラ(yg)

若い命、消えゆく命、そんな悲喜こもごもの海の中、
私が追い求めるソラスズメダイ達はこの日も元気でした。

ソラスズメダイ

彼らにもいろいろあるのでしょうが・・・。


IOPのチャー君

ま、そういうものさ。
(水面休息中に遊んだチャー君)


<IOPのPicasaウェブアルバム>

20070917_海洋公園
posted by ひんべえ at 00:46| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイビング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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