2008年05月29日

20分クッキング

今回のお料理教室は、ちょっとだけ趣向を変えて、
「いっぺんに調理して時間短縮」でした。
いつもは時間がかかっても手間暇を惜しまない料理のことが多いんだけどね。

簡単イタリアン

パスタサラダ
スズキの生ハム包み アンチョビソース
トマトのグリル
オレンジとグレープフルーツのミントシロップ


パスタサラダはいまいち・・・
理由はいろいろあって、
●日本人としては、お魚にあわせる炭水化物はパンかライスがいい。
●赤ワインビネガーの酸味が強い。(すっぱいの苦手・・・)
●オリーブオイルが結構たっぷり。お魚のソースもオリーブオイルベースなので、ダブルオイリーはきつい。
こんな感じ。
付け合わせとして、ちょっと食べる分にはいいと思うんだ。
でも、メインの炭水化物として食べるのはきつかった。

あ、ちなみに、
パスタをゆでるお湯の塩加減は、
「お湯の1%の塩。味は普通に飲めるぐらいの塩味」
だそうです。
それと、冷製パスタのときはアルデンテ禁止、というのもコツのひとつ。


スズキの生ハム包みは、
その名のとおり、お魚を生ハムで包みます。
そのまま食べてしまいたいぐらいのいい生ハムでした。
ぜいたく〜。

生ハムで包んだ方がコクが出るんだろうけど、
お安いものじゃないので、なければ包まなくてもいいと思います。

お魚をフライパンで焼くときのコツは、
最初に皮目を下にして焼いて、
その時に、弱火で上の表面だけに生の色が残るぐらいにきっちり焼く。
皮目を下にした状態でほとんど焼き上げてしまい、
ひっくり返すのは一回だけ。
ということだそうです。
私はいつも半分ぐらい焼けたらひっくり返していたけど、
それじゃ早いんだね。

アンチョビソースはおいしかったです。
アンチョビソース大好き。
だからこそ、パスタじゃなくてパンを付け合わせにしたかった・・・。
パンにつけてもおいしいと思うよ。


トマトのグリルは、
トマトを切って、塩・コショウ・オリーブオイルを振りかけてグリルで焼くだけ。
お好みのハーブをふってもOK。
野菜のグリルは簡単でおいしいよね。
でも、家でやると、いまいち華やかさに欠けるんだよね・・・
なんていうか、こう、
一人バーべキュー?
みたいなさみしさが・・・。
一人で食べるからだろうけど・・・。


メインがオリーブオイルをたっぷり使ったお料理だったので、
デザートのミントシロップはさっぱりしてておいしかったです。

ホントはシロップにミントリキュールを使うのですが、
ミントリキュールってあんまり見ないよねえ。
その場合はミントをたっぷり使えばよいらしい。
・・・ご家庭じゃ、なかなかミント自体も買わないと思うけど・・・
家で育てていれば、たっぷり使えるね。
腐りの手を持つ私にはできない芸当ですが。
posted by ひんべえ at 22:31| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | お料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

0と1の絵画

いとも美しき西洋版画の世界 −紙片の小宇宙を彷徨う @埼玉県立近代美術館

GWの最終日、女友達と美術館デートとしゃれこみました。
美術館鑑賞→併設のレストランで優雅にランチ
という素敵パターン。
版画なので、絵は白黒で渋いけどな。

西洋版画が時代順に並べられてます。
最初は宗教画。

そういう前提知識が全然ないんでピンとこない絵が多かったけど、
「七つの大罪」はいろんな悪魔が出てきてて面白かったなあ。
「七つの美徳」より「七つの大罪」のほうが、
想像力豊かに生き生きと描かれているような気がしたのはなぜでしょうか。

宗教画ゾーンが終わると、風景画が増えてきます。
宗教画の時もとても精緻で、
いったいどうやったらこんなに細かく線が描けるものなのだろうかと不思議だったのですが、
風景画になるともっと線が込み入ってきます。
もはや写真ですよ。
この時代まだ写真はなかったはずだから、ホントに写真の代わりだったのだろうか・・・。

版画があまりにも細かいので、
会場には細部の面白さを解説するVTRも流れてます。
これが結構面白かったな。
細部を見る手助けになったのはもちろんのこと、
このVTRを作った人の版画を見る視点は、
当然だけど自分が版画を見ている視点とずれがあるわけで、
(自分が注目しないところにVTRが注目したり、その逆もある)
同じ作品なのに、直接見ているときとVTRで見ているときは別の作品のように感じたり、
「私はこう見て、VTRはこう見て」というメタ視点に引き上げられるような感じを受けました。


印象に残った作品は、
ジョルジオ・ギージの「人生の寓意(ラファエッロの夢)」
余白が少ない作風で、迫力満点でした。
あとはヤン・ファン・デ・ヴェルデの「魔女」
モノクロの世界だけど、火の明かりの表現がすごい。
これも余白が少ないから、
もしかしたら私は、余白が少ない作品のほうが好みなのかな?


そんな風景画ゾーンも過ぎ、
写真の発明により、版画も写実的な表現から作家の独創的な世界を表現した作風が増えてきます。

ここで私的なメイン。
ビアズリーのサロメゾーンです。
あの有名な「クライマックス」。
「お前とくちづけしたよ、ヨカナーン」もばっちり見てきました。

これが「大好き」っていうのは若干問題があるとは思いますが・・・
やっぱり、白と黒、猟奇と耽美のバランスとか、すごいなー。
目が離せませんよ。
そんなところで停止してたら、すっかり相方を待たせてしまいましたが・・・。
遅くてすいません。


美術館から出た後は、
おいしいイタリアンで昼間からワインなんかを飲みながら、
女子トークで盛り上がりました。
天気も良かったし、贅沢な良い休日でした。

そうそう、タイトルの
「0と1の絵画」っていうのは、
版画は黒と白しかないから、
ある意味デジタルだな、と思ったからです。
posted by ひんべえ at 00:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢の記憶(美術館のお話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月24日

都市の見る夢 空を見る犬

「大岩オスカール 夢みる世界」 @東京都現代美術館

中村征夫写真展が東京都現代美術館から近かったため、
「最終日の女」にしては珍しく、会期の初めのほうに行ってきました。
ちなみに、まだ会期中だよ!
7月6日(日)までです。

きっかけは、ネットをフラフラしているときに展覧会の情報を見つけて、
「ファイア・ショップ」の色彩に心を打ち抜かれたから。
これは生で見てみたい。と思って。


展覧会は、初期の作品から最新の作品へと、順番に見られるように構成されてます。
また、作家自身のコメントと手書き風のイラストで出来てるフロアガイドもおもしろいです。
おすすめ。
「シャドウキャットとライトラビット」が陰と陽のマークみたいになってたりとか。

オスカール展パンフレット

初期のほうの絵は、四角くない、対象にフィットした形のキャンパスで書かれた絵。
そのあと、生き物を機械仕掛けに描く作品がいくつか続いて、
折り返し地点から後の絵は、四角いキャンパスになってます。

初期のほうの絵も面白いけど(動物シリーズかわいい)、
私は四角い絵になってからのほうが好きでした。
都市に浮かび上がる動物のイメージとか、
咲き乱れる花々の色使いが好き。

四角い絵はとても大きな絵で、
その繊細な色の印象も含め、
実際に見に行って大正解。

一番よかったのは「野良犬」かな。
空を睨む野良犬が、
夢を見ている都市の中で抜群の存在感でした。
この野良犬は、展覧会のポスターとかサイトでも使われているので、
代表作なのでしょうか。

「野良犬」の展示されている部屋は、
他にも「フラワーガーデン」とか「ガーデニング」とか、
夢のような色彩の大きな絵がずらっと展示されているので、
私的には一番の見所の部屋。

花を咲かせる都市・・・
とてもきれいなのだけど、なぜか「平和」という印象を受けない。
「夢見る世界」というタイトルどおり、
これはきっと徒花。
茎も葉も持たない花が、これは一夜限りにすぎないと暗示しているのでしょうか。

きっかけとなった「ファイアーショップ」は、これより後の最近のほうの絵で、
平和とか環境とか、メッセージ性が強くなってきてましたね。


2階に行くと、ドキュメンタリービデオが放映されていて、
作家のインタビューなどが見れるのですが・・・。
あれは正直微妙だったなあ。
いくつかのインタビューを編集してあるんだけど、
インタビューが始まるたびに
「やっと絵で食べていけるようになったから・・・
・・・大きな絵はなかなか売れにくいから・・・」
みたいなフレーズが出てくる。

別に
「芸術家はお金の話をしないでほしい」
というつもりはないけど、
ドキュメンタリーで聞きたいことはそういうことじゃないんだよなあ・・・と思う。

ビデオよりも、その部屋の前にあった、
都市の写真の切り抜きのほうが面白かったよ。
いろんな角度からの写真を切って貼って、そうやって絵のパノラマ構図を作っているんだね、っていうのがよくわかった。


それにしても、東京都現代美術館は、天井が高くていいところですね。
この展覧会でも、高いところが似合う絵は見上げるぐらいに高い所に展示されてたりとか、
やっぱり美術館は天井が高いほうがいいなあ、と思いました。
posted by ひんべえ at 22:33| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 夢の記憶(美術館のお話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月20日

SAUDE! SAUDADE

西表島から帰ってきて、
さて、写真の整理でもしましょうかね、と思って、
パソコンにカメラつなげてデータを見てたら、動画再生でフリーズ。
仕方ないので無理やり電源を切ってカメラをはずしたら。

・・・
なんと、
「フォーマットしますか?」
なんて恐ろしい質問を繰り返すのみで、データが再生できなくなったしまった。
もちろんパソコンにつないでもエラー。

ショーーーーーーックΣ(|||▽||| )

青くなりながらも、
もてる知識を最大限動員して、
なんとかデータを復旧させました。
何枚か死んでしまったデータがあったけど。

オリンパスの特性なのか、
ちょっとした拍子にソフト的に壊れちゃった
という事例がネットでも散見されているようです。
怖いなあ・・・。

安心したところで、たまった日記を片づけていこうと思います。
無事救出したとはいえ、ぢつは今回の西表の写真はいまいちだったから・・・
西表の日記またあとで・・・。

=========

連休中、中村征夫写真展「命めぐる海」−都会の海から聖地の海へ−
を見に行ってきました。

ジープ島、紅海、東京湾の写真が中心です。
会場に入ったら、いきなり懐かしいジープ島の写真がお出迎え。

毎朝パトロールした島の周りのサンゴ礁。
星空の下眠る夜。お気に入りのハンモック。
思い出をつづったヤシの木。
島の家族、ビキニとジープ、シノとリペル。

うわーーーー。早くジープ島に帰りた〜い!o(≧〜≦)o!

小さい島だから、見る写真すべてが自分の記憶と直結してて、
ものすごい望郷の思いに駆られました。

あの時は満喫したつもりだったけど、
小さな同居人のヤドカリさんとか、
私が気がつかなかったことにたくさん気が付きました。

やっぱり帰らないとだめだな。


東京湾の写真は、同じ生き物がいっぱいわーーーっているから怖いよね。


紅海の写真は、未知のお魚がたくさんでした。
世界には7つも海があるのに、
私が潜ったことがあるのは太平洋の西側だけだからね。
世界は広いよ。

ポスターに使われていた、魚の形の洞窟をバックにお魚のシルエット、
という印象的な写真も、紅海で撮られたもののようです。
ワイドな写真を見ながら、私もライトが欲しくなってきました。


ちょっと変わったところでは、
写真を撮っている中村さんを撮影したビデオ、
なんてのもあったね。


ジープ島の写真の次によかったのが、
いろんなお魚の顔をアップにした写真かな。
なかなかお魚の顔のアップって撮れないよね。
すぐに「いや〜ん」ってそっぽ向かれちゃうから。

あれだけの数がそろうと壮観ですね。
それぞれのお魚に表情があって、
ほんと、みんな表情豊か。

そういえば、中村さんのトークショーも見たのですが、
サプライズゲストとしてさかなクンが登場して、
その、お魚の顔のパネルの前で中村さんとトークしてました。

さかなクンってすごい人気なんだね。
なんかテレビ撮影も来てたし、歓声もあがってた。
個人的には別に・・・いいんだけど。
(クサフグはかわいいと思うけどね。)


最後に・・・無事救出した、海から見たお月さまの写真
海から見た月
posted by ひんべえ at 22:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ダイビング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月19日

月は異世界への扉

台風に脅かせながらも、西表島よりかえってきました。

5月なのに、まさか3個の台風の存在を気に掛けなければいけないとは・・・
ま、去年は夏に台風が全然来なくて水温が下がらなかったため、
秋に潜ったときはかなりサンゴが白化していたのですが、
今年はこの台風でサンゴも元気になるかな・・・。

サンゴといえば、今はサンゴの産卵のシーズン。
サンゴの産卵をみるため、ナイトダイビングもしてきました。

これがよかった・・・
ものすごくよかった・・・。

いや、サンゴの産卵自体は、
よくテレビで見るような一斉産卵とは違ったので、
その神秘の片鱗しか見ることができなかったけど、
夜の海自体がよかった。

もちろん、ナイトダイビングは初めての体験じゃない。
ナイトボートダイビングだって経験はあるけど、
まるで初めての体験ような新鮮な感じでした。
台風前だったけど、べた凪だったからそう思ったのかも。

月がつくるモノトーンの世界、海がつくる大きな鏡。
海の中ではエビなどの夜の住人が闊歩する中、
動かないサンゴの卵は、一生に一度の旅に出る。
ボートは海ほたるの波をなびかせ、
夜の世界の空をかける・・・。


なんでこんなに神秘的な世界に、今まで気がつかずに過ごしてきたんだろう。
世の中は広い。


それにしても・・・ものすごく寒かった・・・
冬の北海道のナイタースキーよりも、
春の沖縄のナイトダイビングの方が寒いと思った今日この頃。
posted by ひんべえ at 00:08| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ダイビング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

ふぅーーーー

ε=ヾ(゚0゚ノふぅーーーー
って感じですよ。
天気予報の画面見ながら
\_ε=ヾ(゚0゚ノふぅーーーー
台風あっちいけ〜。


明日、またまたハゼを訪ねて西表島に出発します。
といっても、明日は羽田近くで前泊するだけだけどね。

台風2号の影響(?)ここのところ寒い関東。
まだまだ風が強い沖縄。

私が西表に行く間は、なんとか穏やかな海でいてくれないかなあ・・・。
オガン、行ってみたいなあ・・・(←ハゼじゃないの?)
もうそろそろ梅雨入りだけどね・・・。


天気は心配ですが、とりあえず出発の準備をしなければいけないので、まずは自作ログブックを印刷します。
前に印刷したのを使いきっちゃったんだよね。
久しぶりに印刷しようとしたら、そういえばデータを保存してたPCがクラッシュしたんだった・・・orz
とりあえず前の日記から引っ張り出して、どうにか印刷データとして使えないか思案中。
日記が思わぬところでオンラインストレージ化。
posted by ひんべえ at 22:25| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月10日

沈没は、自分の足で歩いた旅人にだけ訪れる 〜0804読書記録〜

電車通勤の時間がなくなって、格段に本を読まなくなりました。
なぜか家で本を読めない人なんだよね・・・。

それでも、せめて月に一冊ぐらいは本を読みたいものです。


<4月の読書記録>

スナフキンの手紙





キャラメルボックスのお芝居を見に行ったから、
その流れでなんとなく戯曲を読んでみたくなりました。

で、ものすごく前にビデオで見たことがある、鴻上尚史の「スナフキンの手紙」を図書館で借りてみた。

・・・が、
いくら読み進めても、いまいち記憶と結びつかない。
おかしいな〜と思って調べたら、私が以前ビデオを見たのは、
鴻上尚史の「トランス」の方でした。
いったいどこで記憶違いをしたのか・・・
たぶん、このタイトルに惹かれて勘違いしたのだと思う。
このタイトル好き。


以下、感想

叫ぶだけで殺される、黙っていても殺される。
語る言葉をなくした国民は、趣味嗜好により細分化されたコミュニティーに属しながら、自己実現のために武器を手にとって戦う。
そんなパラレルワールドの日本でのお話。

細分化していくコミュニティーとか、
完全匿名、書き込み自由、削除なしの「やんすネット」とか、
1994年に書かれた戯曲ですが、今にも通じる内容なんじゃないでしょうか。

テーマは、ずばり
「語られない言葉」
まえがきのところから明確に打ち出されています。
なので、読みながら「語られない言葉」って何かなあ、と考えるわけです。

言葉というのを辞書で引くと、
言葉とは、感情や思想を伝える手段として用いられ、社会に認められた意味をもつ音声や文字。
なので、本来なら、自分以外の人へ発信することが前提となっているはず。

では、なぜその言葉が語られないのか?
パッと考え付く原因は3つ。
・語るべきものをもたない
・思いをうまく言葉にすることができない
・語ることができる環境ではない

パラレル日本では、それぞれが自分の信念に従って武器を持っていることから、
・語ることができる環境ではない
という状況なのかな。

言葉を交わすことができないから、
コミュニティー同士のコミュニケーションもとれないし、
コミュニティー内部もコミュニケーションが成立せずに細分化していく日本。
一方、コミュニケーションが成立していない祖国を出て、
アジアの街で孤独に沈没していく旅人。

スナフキンの手紙とは、
沈没している旅人達がシルクロードを旅するノートに綴った、
「語ることができなかった言葉」のことです。
伝えたい相手に直接語ることはできなかったけど、
ある人により「手紙」として、パソコン通信上に流された言葉たち。

パソコン通信で本来伝えたい人に届いた言葉もあったかもしれない。
誰の目にも触れずに忘れ去られた言葉もあったかもしれない。
手紙って不確実。
でも、「伝えたい」っていう意思がある言葉。

スナフキンの手紙が、パソコン通信を通じて隠れたベストセラーとして広まっていく。
スナフキンの手紙の内容は劇中で明示されなかったけど、
私は、哲学的な偉そうなことが書いてあるのではなく、個人的なつぶやきなんだと思う。
あの人が好きだった、けど言えなかった。一緒に空を見たかった・・・。
本当は・・・。
個人的な、でも誰にでも経験があるような出来事、感情、言葉たち。
ある意味で集合的無意識のようなものなのかな。

個々がばらばらになっていく世の中で、
沈没していく旅人達の言葉が「なぜか心ひかれる」としてみんなに共有されていくわけです。

「語ることができなかった言葉」が、
パソコン通信上とはいえ、「語られた」ことにみんなが共感したんじゃないでしょうか。

ところで、まえがきの中には「語られない言葉」が2種類でてきます。
ひとつは、「語ることができない(Can't)」言葉。
今までくだくだと書いてきた「語られない言葉」とはこのことです。
自分の思いを素直に、ミもフタもなく語ることは難しい。
まるで戦いのようだ、と。

そして、自らを語る戦いが終わった後に「本当の語られない言葉」が生まれると鴻上さんはまえがきで書いています。

この戯曲の中に、「本当の語られない言葉」が出てきたのか・・・?
私は出てこなかったと思います。
自分の思いを語る戦いまでの段階にとどまっているんじゃないかな。
物語は「ファントム・ペイン」に続くらしいので、
「本当の語られない言葉」とは一体何なのか?
というのは「ファントム・ペイン」で描かれるのかもしれません。


劇中にある、
沈没する事は恥ではない。パッケージ・ツアーの旅人には沈没する事はあり得ない。
沈没は自分の足で歩こうとした旅人にだけ起こる。
という言葉がよかった。

自分の足で歩くからこそ、挫折して、その先に語るべき言葉を得ることができる。
やっぱり自分で歩かねばダメなのですよ。
うむ。

多重人格者のキャンディーの存在は最後まで謎でした。
キャンディーが抱えているいろんな人格=細分化しているコミュニティー
無意識の解放=集合的無意識としてのスナフキンの手紙
って感じで、
キャンディーの存在が物語全体の比喩なのかな、とも思ったけど。

でもキャンディーの「伝えたい言葉」っていうのが最後まで出てこないんだよね。
いろいろ語っていたけど、それはあくまで「前世に従って演技」であって本人のものではなさそうだし。
キャンディーだけは最後までどこの組織にも所属しないし。
キャンディーは
・語るべきものをもたない
(このお話の中では)例外的な人間なのかも。


しかし、これだけのストーリーをお芝居で理解するのは私には無理です。
この人が書いた脚本のお芝居を見たいという気持ちは起きなかったな。
むしろ戯曲でじっくりと読みたい・・・。
(ダンスの部分とか、お芝居じゃなきゃ面白くないんだけどさ)


<4月のお花>

いつもきれいな花壇

近くの道路沿いにある花壇。
誰が管理しているのかよくわかんないんだけど、
(個人の敷地じゃないだろうし・・・)
いつも手入れが行き届いていて、楽しませてもらってます。
今は花盛りで、花壇もとても賑やか。


<4月の猫さん>

うちの近くに住んでるのらくろさん。

逃げるのらくろさん

一人暮らし用アパートだから、たぶん昼間は人気がなくて、
シャイな猫さん的にいいところなんだろうね。
時々、2階の廊下にまで入り込んでくるのですが、
そんなときに私が家を出たら、逃げるところが少なくてパニックになってました。
まあまあ、そんなにあわてず、うちに上がっていったらどうだい?
と声をかけたんだけれども、逃げられたところ。
posted by ひんべえ at 22:05| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月07日

チーズ+オレンジ=初夏の味

春のお料理教室シリーズ。
今回はリコッタチーズとオレンジのタルトです。

先生が作ったケーキ
先生が作ったオレンジチーズケーキ

ここのお料理教室、お菓子のときはチーズケーキが多いような気がする・・・。
いや、偶然、私の参加回がチーズケーキのことが多いのかな?
どちらにしろ、チーズケーキは簡単でよいですね。

上からの写真だけだからわかりにくいけど、
下にビスケットをひいて、チーズ生地を流し、上にオレンジをのせる、という構造になってます。

いっつも不器用でケーキの飾りつけに失敗する私だけど、
今回はなかなかうまくできたよ!

↓私のケーキ
自分で作ったオレンジチーズケーキ

(先生のケーキと比べても、そんなに遜色ないでしょ?)

勝因は、オレンジのセクションカットがうまくできたこと。
セクションカットは、思い切って皮を厚くむいてしまえば意外と簡単にきれいにできるのです。
厚くむくことだったら得意だぜ!<( ̄^ ̄)>えっへん! (←威張れません。)

ただ、思いのほかオレンジが外に寄ってしまったのが残念。
焼く前にオレンジをのせた時には、真ん中を意識して置いたつもりだったんだけど、
焼きあがって膨らむうちに、オレンジが外に流れてしまったらしい。
今度作るときは、もっと真ん中にオレンジを寄せないとね。


チーズケーキの生地は、リコッタチーズとクリームチーズ。
これにグラニュー糖と卵黄と生クリームを入れ、メレンゲとあわせます。
メレンゲでふくらますから、チーズのほうに空気を含ませる必要はなし。
メレンゲもそんなに神経質にならず、ガシガシ混ぜちゃってOKです。
リキュールはやっぱりグランマニエですね。

リコッタチーズって自分じゃなかなか買わないけど、
リコッタチーズに蜂蜜をかけてデザートにしたり、
塩とオリーブオイルをかけてワインのお供にしたりと・・・
チーズケーキの材料だけではなく、シンプルにおいしく食べられるそうですよ。
塩とオリーブオイル、っていうのに心ひかれた。
ワインがすすみそう・・・( ̄¬ ̄*)


とっても簡単にできたけど、軽い口当たりにオレンジの味がさわやかで、
初夏らしいお菓子に仕上がりました。
お友達のお宅にお邪魔したときに持参したのですが、好評をいただきました。
よかった。
満足。
posted by ひんべえ at 00:31| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | お料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月05日

洋食屋さんの春メニュー

最近、また熱心に通い始めたお料理教室。

洋食屋の定番

この日は洋食レシピ。
ハヤシライス・焼きナスの冷製・イチゴソースのカスタードプリン
です。
定番のメニューなのでどれもおいしかったんだけど、
一番おいしかったのはプリンかな。

イチゴソースがきれいに発色したので、
見た目もとてもかわいらしく出来上がりました。
コツとしては、小さくて赤いイチゴを買うことらしいよ。
スーパーで安く売っているイチゴのほうがソースにはいいのだね。

私もたまに家でプリンを作るのですが、
ココットを使えば天板にお湯を張らなくても大丈夫、というのは知らなかった・・・。
ココットは厚みがあって、それだけで熱の伝わりが優しくなるから、
お湯がなくても「す」が入らないんだって。
今までの苦労は一体・・・。
(うちのオーブンレンジは冷蔵庫の上にあるから、
天板のお湯をこぼさないようにオーブンに入れるの、結構大変だったんだよ)
勉強になりました。


焼きナスの冷製には、春ナスを使います。
ナスって秋なんじゃないの?って感じですが、
春に収穫するナスもあるそうです。

レシピとしては、焼きナスに彩り鮮やかな野菜のドレッシングをかけたもの。
この日のドレッシングはお酢+醤油のスタンダードタイプだけど、
ごま油を加えれば中華風、オリーブオイルを加えればイタリアンに変身。


メインはハヤシライス。
たぶん、ふつうの作り方じゃないかなあ・・・。
赤ワインはぜいたくに使っていたけど。
これ、食べたときスゴクおいしかったんだけど、
原因はレシピではなく、使っている肉がいい肉だったからだと思う。
調理する時にみんなで
「いいお肉だね〜」って言ってた。

あとは、御飯がブラックペッパーライスです。
サラダ油とつぶした黒コショウを混ぜて炊きあげます。
これは手軽でおいしいかも。
posted by ひんべえ at 22:04| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | お料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

菜の花の孤独

たくさんの命がせめぎ合う空地の中、菜の花が一人。

菜の花

背が高っΣ(・ω・ノ)ノ!
完全に私よりも高かったよ・・・。
菜の花ってこんなに背が高くなるものなのか。

やっぱり、ここでは背が高くないと陽の光を浴びることができないのかな。
もしも菜の花畑で生を受ければ、
仲間同士、同じぐらいの身長の中で生きていたのだろうけど。


・・・
ま、今更移動するわけにもいなないし、
私はここで一人で生きていかなくちゃいけないんだから。
できる限り、自分の背を伸ばせばいいんだよ。


飄々とした、菜の花の答えが返ってきた気がしました。
posted by ひんべえ at 23:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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