2010年06月08日

誰がために鐘は鳴る

5月23日にMake: Tokyo Meeting 05に行って、6月6日に六本木クロッシング2010展に行ってきました。
たぶん並べて書くようなイベントじゃないんだけど、
どっちもごった煮イベントだから一緒にしてみる。


「Make:」は「ものつくる人みんな集まれ」という感じのイベント。
体育館に机を出して、文化祭みたいな雰囲気。
理系が中心だけど、なんだかよくわかんないアートも多い。

CA3A0270.JPG
(これは好きだったけどね)

往々にして、熱心に勧誘されて見てみるとリアクションに困るようなネタだったりする。
ただ、そんな私の横で他のお客さんが興奮気味に
「このロボットのパーツ欲しかったんですよ〜。後で絶対に買います」
と語っていたりするので、たぶん私の理解力が低すぎたんだろう。


一番好きだったのは、体育館の中で飛んでいたライトプレーン。
ライトプレーン1.jpg
(写真は上手に撮れなかったよ)
見上げてライトプレーンが目に入ると思わず動きを止めてしまう。
ワイワイガヤガヤ猥雑な我々の頭上を、別の時間軸で飛んでいるかのような優雅さを感じました。
船の形をしたライトプレーンが、ホントに異世界みたいで超かっこよかった。

CA3A0262.JPG
ちょっと違うけど、似たのを買おうとしたら売り切れ。ガビン。


飛行系でいうと、大学の先生が火山ガスの観測で使うリモコン飛行機を展示してたのも面白かった。
やっぱり飛行系は夢があるなあ。

もうひとつ好きだったのも飛行系。

CA3A0267.JPG
魔女の宅急便のトンボが作った自転車。
原作に忠実に作ってあって、ペダルをこいでもプロペラしか動かないけど、ちゃんと前に進めるらしい。
すごい!
前の車輪が小さいのとか、スタンドが妙にごっついとか、チェーンがねじれていることとか、
意味はなくても「原作がこうだったんです」ということで再現。

「飛ぶんですか?」と聞いたら、
「僕のところにはキキは来なかったんです」
だって。


CA3A0271.JPG
実用化されててもいいような気がする、にゃんこカメラ。
首に付けたカメラで野良さんたちの生態に迫ります。
もっと小さくなって危険がなくなったら近所の野良さんにつけてみたい。
現時点のイチオシ機能は「にゃんこ顔認識センサー」だそうです。
こういうのって、動物の研究ですでに開発されてないのかな?


こちらは「すでにあるよね」なテトグルミ。
CA3A0263.JPG
うちにいますけど・・・。



「六本木クロッシング」は、前回のを見に行って、
そのボリュームとインパクトが印象に残っていたんだけど、
今回は、意外と規模が小さい?
いや、作品一つ一つは大きくなって、音が出ていたりして派手になっているんだけど、

(↓タンスロボ。かわいいけどうるさい。)
CA3A0279.JPG
作家:宇治野宗輝
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
前の方が、作品の大きさはぎゅっと詰まりつつ、主張を発散していたような気がするんだけど、
思い出が美化されているだけなのだろうか。


考えさせられたのは、結婚を題材にした2つ。
「ミチコ教会」と
CA3A0275.JPG
作家:八幡亜樹
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
在日二世の恋人と自分の結婚式をフィルム風につなげた「Baby Insa-dong」
CA3A0280.JPG
作家:高嶺格
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
「ミチコ教会」のミチコさんは、今にも崩れそうなトタンの教会で見知らぬ人を祝福する。
「Baby Insa-dong」のドラッククィーンは、異文化同士の結婚式で太った体をさらした踊りで二人を祝福する。

祝福って何だろう?と、考えてしまった。
ミチコさんもドラッククィーンも、日常から離れたところで何かエネルギーを発散している。

何も知らなくても、何も通じなくても、それが世間で美しいものでなかったとしても、
「他人の幸せを喜ぶ」ということを、
二つの作品がおとぎ話的に仕上げているのではないかと思いました。

特に「ミチコ教会」はぐいぐい引き込まれて、涙がほろりという感じ。
でもあんまり書くとネタバレで面白くないと思う。
知らなければよかったということも、世の中にはある。


一番好きだったのは、これ。
CA3A0276.JPG

中は暗くて写真は撮らなかったけど、
狭い入口から作品の部屋の中に入ると、机とかロッカーとかが無造作に置かれた空間。
壁には同じような部屋にいる男の映像が映し出されていて、
映像の中の男はロッカーの中に入ったり、奇妙な動きをしている。

ただ、翻って自分たちの空間を見ると、
入り口は作品の中から見るとロッカーになってて、
つまり、ロッカーから人がどんどん出てくるというシュールな絵に。
入ってきた人は並んでボケっと立って映像を見ている。
その不自然さに気がついた途端、自分の立ち位置が分からなくなる。

ここはどこ?客席?舞台?
私はだれ?私は何をしているの?
という、境界があいまいになる感覚が出てきたので、
紹介文の意図は満たされていたのではないかと思います。
美術館の作品紹介文って、普段はあんまり同意できないんだけどね(私だけ?)。
「六本木クロッシング」はルールを守れば撮影可能です。写真撮影結構楽しいよ。
posted by ひんべえ at 00:12| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢の記憶(美術館のお話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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