2011年08月28日

東北ぐるり温泉旅その1 秋田・治の温泉

今更ながら、夏休みの東北旅行の日記。
8月31日前には終わらせたいね(次の旅行に行っちゃうから)。
「ブログ」が久々すぎて、ログインの仕方から忘れてしまっていたのはご愛敬。

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夏休みは恒例の小笠原に行こうと思っていたのに、
マーゴン(台風6号)があり得ない進路で小笠原付近に陣取ってしまい、
おがさわら丸はあえなく欠航。

急きょ、台風の影響を受けなさそうな東北へ旅行することにしました。
テーマは廃墟と温泉。
温泉も、その日ごとに漢字一文字のテーマを設けるこだわりの旅に(こういう旅行日程考えるの大好き)

<全体の行程>
1日目は新幹線で盛岡まで行き、そこでレンタカー(トレンタ君利用)を借りて松尾鉱山跡を見学。そのままアスピーテラインで秋田へぬけて玉川温泉泊。
2日目は玉川温泉から北上して尾去沢鉱山へ。車で尾去沢鉱山周辺を見た後、来た道をもどって田沢湖近くの乳頭温泉郷泊。
3日目は田沢湖駅でレンタカーを返し、秋田駅まで移動。秋田駅からは人気の五能線で北上。途中の十二湖で降り、白神山地のふもとの青池などを見た後、不老ふ死温泉泊。
4日目は、もう一度十二湖でトレッキングをした後、五能線で弘前まで移動。弘前から1時間ぐらいの温湯温泉泊。
最終日は温湯温泉と弘前市内を観光した後、新青森駅からはやぶさに乗って帰り。

東北地方を9の字のように移動しました。

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東北にいけば少しは避暑になるかな、という期待も確かにしていたんだけど、盛岡ついたら超寒い!
さすが東北だぜ!と驚いたけど、
このときはマーゴンの影響で全国的に寒かったらしいです。
秋田の人も驚いてた。(でも、観光客はみんなわたしみたいに「東北って寒いのね」と理解してた)

盛岡でレンタカーを借り、道に迷ったり、途中で「窯貸します」という表示を見つけたり(ピザ窯?)しつつ、
まずは予習のために地元の八幡平市松尾歴史民俗資料館へ。

P7200102.JPG

いわゆる町の資料館なので、各時代の資料なんかが展示されているんだけど、
やはり松尾鉱山コーナーがとても充実していました。

ちょうど、「松尾鉱山で18〜35歳まで働いていた」という係員さんが出てきて、いろいろ教えてくれました。

P7200100.JPG

かつては雲上の楽園とまで言われた松尾鉱山。
映画館、劇場、病院まであり、購買部(商店)は最新のものがそろったから盛岡から買い物に来る人もいたとか。
雪深い山の上なので鉱山=町であり、社内報にも鉱員の家族がバンバンでてきて、学校の修学旅行の様子まで載っています。
学校の運動会の写真で、鉱山のマスク付けて走っている写真が載ってたけど、そういうオリジナル競技もあったのかな。

松尾鉱山では硫黄をとっていたのですが、エネルギーが石炭から石油になり、
石油を精製するときに発生する硫黄が流通するようになってから、
コスト面で圧倒的に不利になり、閉山。
もともと鉱山の人しか住んでいなかった雲上の楽園は廃棄され、
木造の住宅は消防庁の延焼実験のために燃やされました。
集合住宅などのコンクリート製の建物は、そのまま打ち捨てられて荒れるに任せています
(すべて資料館で聞いた)

資料館でたっぷり予習した後は、かつての雲上の楽園へ。
アスピーテラインの脇にあります。

P7200104.JPG

雪深い山の中なので、暖房施設があったり、当時は最先端だった鉱員住宅。

P7200118.JPG

トイカメラ風に撮ってみた

P7200135.JPG

なんていうか、建物が公団の団地に似ている・・・。
公団の団地育ちの身としては、思うところがありました。
私の故郷は荒れるに任せることはなく、壊されて新しい街へと生まれ変わったそうですが、
「時代は終わった」という点では一緒。
シンパシーを感じる。

さらに、自然の中にある廃墟、というのも個人的には高ポイント。
(ラピュタ的な感じがすき)
もっとも、強烈な硫黄ガスによりこのあたりは荒れ果て、懸命な緑化運動によりここまで復活したそうです。


ひとしきり見学し、廃墟を見ながらおにぎりを食べたら、アスピーテラインに戻って玉川温泉へ。

P7200159.JPG

途中でお花畑発見。
アスピーテラインの上のほうは濃い霧に包まれていました。
「雲上の楽園」って、霧がよく出たのも名前の由来かも。


玉川温泉近くまでやってくると、車の中まで強烈な硫黄臭!
さすが有名な玉川温泉。

せっかくだから本格的なほうに行こうと、源泉に近い本家の玉川温泉のほうに泊まったのですが、
お客さんの平均年齢高い・・・。
みんな、本気で湯治をしにきているっぽい。

勝手に抱いていたイメージでは、湯治客がメインだから一泊だけのお客なんて冷たくあしらわれるんじゃないかと思っていたけど、
旅館部はそんなことはなく、ちょっと古い普通の宿泊施設。
機能優先で情緒的なものはあまりないし、ご飯はバイキングで、なんか合宿っぽいかんじもする。

それぞれ体の悪いところを治す合宿。
「癒」なんて生易しい漢字ではなく、「治」の一文字がふさわしいところでした。

なにはともあれ、玉川温泉にきたらまずは有名なお湯。そして天然の岩盤浴。

(到着日は撮らなかったので翌日の写真)
P7210166.JPG


まずは岩盤浴。
宿近くの公園?(温泉地によくある、お湯が噴き出しているところ)に、岩が温かくなっているところがあるので、
それを自分で探して、ゴザを引いて寝っ転がる、天然の岩盤浴です。
あと、神社あたりは北投石から放射線が出ていて、それががんに効くとかで、
ガイガーカウンター持って放射線が「高い」ところを探して岩盤浴している人も。

P7210174.JPG

一等地にはテントがあるんだけど、そこは常連さんで満員。
テントの裏に何人かいたので、そこらへんがよいのだろうと、レジャーシート引いてごろり。

この日は寒かったので、汗はまったくかかず、ただ背中がポカポカしてきもちいいね〜。だけ・・・。
岩盤浴としては失敗。
しかしここで閃く。
「夜来れば、星が見られるのでは?」
ということで、夜出直し。
夕方と同じ所でごろりとすると、まわりに街がないし、この場所は街灯もないから、星がよく見えます。
しかも、背中がぬくぬくして快適。汗ばむほどではないし。
星みすとに超おすすめポイントなんだけど、そういう目的で来る人はいないのだろうか。

ときどき、硫黄の「プシューーー」で前が白くなっちゃうけど、
それをのぞけば快適な星空観測でした。

P7210181.JPG

あちこちにこういう穴があってガスが出てる。
ガスの近くはあったかいんだけど、あんまり近いとガスにやられると思う。
天然故に、場所によって温かさが全然違うので、本気で岩盤浴をしたいとか、夜星を見たいとかであれば、
明るいうちのロケハン必須。
あと、街灯がないので、夜は懐中電灯必須。

スキー宿みたいに、宿にはゴザ乾燥室とゴザロッカーが完備され、
玉川温泉に来たら、温泉と岩盤浴は必ずセットなんだね、と思い知る。
お客さんのほとんどは、名前入りのマイゴザを、運ぶのに便利そうなグッズとともに持ってた。
やっぱりここにはここの風習があるのね・・・

お湯のほうは、とにかく源泉100パーセントのほうは、体に沁みて痛くて痛くて・・・。
お湯の中でじっと耐えていました。
リラックス感はない。
フロントで「入浴中に顔をぬぐわない」と注意されたけど、言われなくてもこんなお湯で拭う気にはなれない。
皮膚が強い私は、湯あたりとか都市伝説かと思っていたけど、ここのお湯には負けるな・・・と思いました。

サウナもあったけど、普通のサウナと違って、熱い源泉からでる湯気にあたるという、ここまで温泉尽くし。
泉質とかわかるタイプじゃないけど、こんなに強烈な温泉があるんだなと、
いい勉強をさせていただきました。

いろいろと玉川温泉でカルチャーショックを受けたところで、朝が早かったのでこの日は早めに就寝。
硫黄尽くしの一日、体はこの日一日ですっかり硫黄くさくなりました。

posted by ひんべえ at 16:40| 埼玉 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おっ、玉川温泉いいですよね!
僕も行ったんだけど、そんなに色々あったっけな。。。
旅行力の差か。。。

鉱山などの特殊事情で湧き出た町が消え行くというのは、自然なことなんでしょうね。あっさりと出来るのだから、あっさりと引けばいいと思うのですが、何となく未練がましくなってしまうのもわからなくもありません。
Posted by いっちゃ at 2011年08月28日 19:20
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