2011年09月06日

They say it was in India

母のおともでインド旅行に行ってきました。
「なんでインドなんか行くの?」とたくさん聞かれたけど、私は知らない。
ただ、「インドははまる人ははまるし、イヤな人は二度と行きたくないと言う」と言われるのには納得。
どちらかというと、人混みが苦手な私は後者。
圧倒的な人間と動物の物量と迫力と、その他もろもろに気押されて帰ってきました。


母と一緒の旅行なので、今回はツアーもツアーを利用。
食事まで全部ついている自由行動なしのプランでした。
6日間でタージマハルとガンジス河を見るという、忙しい日程。
インド旅行にしては短い日程だったけど、お腹を壊さず無事に帰ってくるには、
これぐらいが限界だったかな・・・。


初日はデリーの空港に到着して、そのままホテルへ行くだけで終了。
早速、現地ガイドさんから、
「毎日バナナを食べればお腹を壊さない」
「インドの水は絶対だめ。歯磨きにも使ってはダメ。生野菜もダメ。フルーツはカットしていないものだけ」
との注意を受けました。

彼はそのほかにも「夜にラッシー飲むと風邪をひく」とか、食べ物には結構うるさかった。
医食同源のカレーの国、インドらしいといえばインドらしいか。

次の日は朝早く起きて、クトゥ・ミナールへ。

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朝が早すぎたおかげで他に人がなく、物売りもいないので快適に観光できました。


そのあと、国内線に乗って仏教の聖地サルナートへ。
昨年デリーに新しい空港が誕生してから、航空機の遅れは少なくなったとガイドさんが言っていたけど、
その言葉どおり、飛行機は定刻で出発。インドなのに。

信心深いスリランカ人により、お釈迦様が初めて説法をした地に建てられた寺院。
お寺の建物は新しいから特筆すべき点はないけど、日本人画家による壁画が有名。
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仏教の聖地ということで、しっかりお祈りしてきました。
考古学博物館では、奥にあった「初転法輪像」が本当に美しくて、
有名なアショーカ王石柱柱頭部より印象に残りました。
見る角度によって、微笑んでいるようだったり悲しんでいるようだったり。
顔立ちは町でよく見るインド人のそれだったので、
そんなところで、仏教はインドから生まれたのだな、と実感したのでした。


そしてさらに、この日はヒンズー教の聖地ガンジス河へ。

ガンジス河付近は道が狭く、車が入れません。
ということで、ドキドキインド待ち歩きです。

今まではただ車の中から眺めておびえていただけだったのに。
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ガイドさんとはぐれないように頑張って移動。

当然のごとく牛もいる。
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朝歩いた時、道路ですごい勢いで吠えてて、現地の人も距離をとっていたのが怖かった。
インドで、牛に襲われる人っていないのだろうか・・・。

動画を撮ってみた。



この日の夕方にガンジス河に行ったのは、ヒンズー教の儀式「プージャ」を見るためだったのですが、
雨季によりガンジス河が増水、ガート(沐浴場)の階段が河の中に沈んでしまい、イメージとは違うガンジス河のほとり。

道路からすぐガンジス。川沿いのガートは全部水の中。
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↑願い事をしてガンジス河に流すというお供え物。
願いがかなったらお礼まいりをしなければならないとのことだったので、流さず。

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ガートが水に沈んだので、上の台で儀式をするんだけど、見えない・・・。
でも人は集まる。

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プージャが始まるのを待っている間、額に赤い染料をつけてまわっている人。せっかくだからつけてもらった。

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ずっと待ってた儀式がやっと始まったけど、やっぱり見えない・・・。

イメージしていたガンジス河の風景と違うので、とぼとぼと帰る。
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しかし人が多いので油断ならない。


次の日の朝、早起きしてもう一回ガンジス河へ。
本来の予定は、ガンジス河でボートに乗りながら沐浴風景を見ることだったのですが、
ガンジス河の水位が高すぎてボート出ず。

ガンジス河の朝日を撮った動画でもわかりますが、
ガンジス河流れ早すぎ。
沐浴危険。流されちゃうよ。

ということで、前日と同じような河のほとりで、しばらく沐浴を見学。
雨季でなければ大勢が沐浴しているものらしい。
雨季は流れがない、端のほうでしか沐浴できないから、人数が少なかったけど、
みんな器用に服を脱ぐ(学校のプールの時間みたい)のを感心して眺めてました。

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そして、ガンジス河近くの路上のチャイ屋で、「ミルクだけ」という特別オーダーでチャイを飲む。
おいしかった。インドで飲んだチャイで一番おいしかったかも。

ガンジス河観光の後は、ベナレスの町にあるシヴァ神のお寺を見学。
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信仰厚い寺院のようで、
建物に入るときに、敷居?に手をついたりするお祈りのマナーや、敷地内でヨガをしている人など、
遺跡と違って現地の信仰の一端を見た感じです。


観光が終わってしばらくだらだらした後、今回の旅の一番の難所と思われる、夜行列車でアグラまで移動。

駅についたら真っ暗だったのでビビりまくる。
なんか停電だったらしい。
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この列車に乗りました。
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寝台車に売りに来るチャイ屋。他もお弁当とか、いろいろ売りに来た。
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しかし、お弁当を食べた後の残りをどうするのかと、
同じく残りを持って歩いていたインド人についていったら、
車両の連結部分にぽいっとして、「ここだよ」と教えてくれた。
さすがインドクオリティ・・・(でも朝見たら一応片付いていた)。

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寝台はこんな感じ。疲れていたし、船でこういうのは慣れているのでぐっすり。

「インドの列車はしばしば遅れる」とガイドブックにも書いてあって、
どれだけ遅れるのだろうと思っていたんだけど、
意外にも到着は定刻通り。
ところが、下車前に「駅のホームが開いてない」という理由で1時間以上待たされる・・・。
ホームで何時間も待たされるよりはましだけどさ・・・。

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やっとこ駅に到着。


アグラは、なんといってもタージマハルで有名。

どどーん、と。
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あいにく曇り空で、「青空に輝くタージマハル」というわけにはいかず。

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タージマハルはまわりの門もゴージャスです。

この日は土曜日で、しかもヒンズー教もイスラム教もお祭りの期間だったらしく、
国内旅行を楽しむインド人が大勢タージマハルに来ていました。

なんか視線をかんじるな〜と思っていたんだけど、
どうやら、彼らは「タージマハルを見に来ている外国人」という写真を撮っている模様。
お祭りで田舎から出てきたインド人的に、まだまだ外人は珍しいらしい。

私も「写真撮ってくれ」みたいなことを言われたので、「シャッターを押して、という意味かな?」と思って「Yes」といったら、
並んで一緒に写ってくれと頼まれたらしく。
ただ、その様子を見ていた母が、私がインド人に取り囲まれたのを見て
「スリの集団だ!」
と血相を変えて飛んできて、その場から逃げてきてしまった。
彼らも苦笑いしてたけど、本当のところはどうだったのかな。

写真を撮るふりをしてスリをする集団もいるらしいからな。
でも、まわりのみんなを疑って歩くのは本当に疲れるな。

タージマハルの次は、ムガール帝国の城、アグラ城。

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天気のせいかもしれないけど、個人的にはこっちのほうが好み。

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ガイドさんが一生懸命「象の形」と言っていたけど、わからなかった。
象をデザインする、感覚が違うんかな。

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アグラ城から眺めるタージマハル

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真ん中の建物で王様が演説すると、庭中に響いたという謁見の間


この日のお昼ご飯は、ホテルの食堂ではなく街中のレストラン。
宮廷料理らしい。
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スパイス入りのラッシー。
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お昼ご飯を食べた後は、アクバル帝がほんの少しだけ遷都したファーテープル・シクリの観光。
ところが、ここで大雨。
ここまで幸いにも、雨らしい雨には降られていなかったのに・・・。
まあ、同じムガール王朝なので、作りはアグラ城に似てます。


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みんな雨宿り。インド人って傘を持たないのだろうか?
ここでも、観光中のインド人(格好はキレイ)の子どもにものをせがまれる。なんか悲しい。

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これはプライベート用の謁見室。
上で話している内容が、下の警備員などには聞こえない作りになっているそうだ。
それで警備と内緒話を両立していたらしい。
不思議。

ここでこの日の観光は終了。


最終日、アグラからデリーにバスで戻る。
途中、バスが動かなくなるというアクシデントに見舞われつつ・・・

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インドのバス。運転席と客席は完全にわかれている。

お土産屋にいけなくなったけど、何とか観光の時間は確保
フマユーン廟
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デリーの観光地にたくさんいたリス。
初日のクトゥ・ミナールでは寄ってきたのに、他の場所では全然ダメ。
クトゥ・ミナールのリスが特別に人懐っこいのか、朝早くて人が少ないのがよかったのか。



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やはり多いインド人観光客。
お祭りの時期だから女性はみんなキレイなサリーで着飾っていて、見ているだけでも楽しいです。
この時期に来て数少ない、いいこと。

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デリー市内。みんなボートで遊んでいるけど、その池せまくないか?


大盛況の遊園地。観覧車のスピードが速すぎる気がするけど・・・(観覧車じゃないの?)。

最初に着いたのはデリーだったけど、夜着いて朝早く出てしまい、町の雰囲気はわからず。
そのあと、ベナレス、アグラと見て、最後にデリーをゆっくり見てみると、
さすが首都。活気が違います。
お祭りで人出が多いから余計にそう感じたのかもしれないけど。

着飾った人が行きかう一方で、信号が赤のときに子どもに物乞いをさせる母親とか、
そういうのが増えたのもデリー。

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写真は、赤信号でとまった給水車のバルブを勝手に開けて水浴びをしている兄弟。
たくましいというかなんというか・・・。

言い出しっぺの母も「心身ともに最も疲れた旅」と言ったインド。
旅行に行ったのに写真に撮られたり、珍しい体験もいろいろしたけど、
旅行するには、こちら側のパワーも必要なところでした。
posted by ひんべえ at 00:26| 埼玉 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月29日

東北ぐるり温泉旅その2 秋田・山の温泉

硫黄のにおいをまき散らしつつ、ナビ子にだまされたりしながら尾去沢鉱山へ移動。

ここは鉱山閉山後、「マインランド尾去沢」というテーマパークとして営業した後、
「史跡尾去沢鉱山」という渋い感じにリニューアルをしています。

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今でも鉱山付近はテーマパークっぽい。

まあ、日本で成功しているテーマパークってネズミの国ぐらいだと思うので、
鉱山という歴史を売りにすることにチェンジしたのはいいことじゃないかと思います。
それでもガラガラだったけど。
ネットで「ここはお昼が食べられそうだ」と思っていたのに、行ったら平日はレストラン休みだったし・・・。

観光坑道と産業遺産見学コースがありますが、まずは坑内を見学。

もともとは金山として知られた尾去沢鉱山、江戸時代から銅が発見され、明治以降は大規模な発掘が行われたそうです。
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坑内も、ところどころイルミネーションがあったりして、「マインランド」のころが偲ばれます。

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買ったばかりのxz-1の明るいレンズが本領発揮。
結構リアルな人形で、丁寧に掘り方などが説明されているので、
ゆっくり見ていると結構時間が必要です。


で、最後に売店があって、そこの売店で、我々の目的である産業遺跡(いわゆる廃墟)の探索マップが150円で販売中。
テーマパークだけあって、比較的積極的に廃墟を売り出しているわけです。
(松尾鉱山は完全にただうち棄てるのみだった)

この日の廃墟は、軍艦島や松尾鉱山のような「鉱員のための街、住宅」ではなく、選鉱所跡などがメインです。
買ったマップの距離感がつかめなかったんだけど、
選鉱所なわけだから、鉱山のすぐ近くに、どどーんと(地図を見ると遠そうに見えた)

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住宅と違って工場だからか、保存状態はよく残っている感じがします。

住宅のほうも残っているんだけど、松尾鉱山と違って引き続き人が住んでいるので、
あまり数は残っていません。

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というか、この住宅を見た後、隣にも似たようなのがあったから「これもか」と思ったら、
そっちは現役だったり・・・。

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昔の関所(脱走者でも見張っていたのでしょうか)も、今はバス停として使われています。


で、地図を片手に車でまわるのですが、どうも、お目当ての製錬所跡に一番近づくための道が、
普通の企業(三菱なんとか)の敷地の中の道(砂利道)のような気がする。
山の中だから迷うほどの道はないはずなんだけど、
会社の敷地に入ってもいいのかなあ・・・と、迷いながらも侵入し、
地図を片手に事務所の人を捕まえて「この道ってここであってますか?」とこちらから聞いて、不審者ではないアピール。

結局あっていたみたいで、製錬所跡におもいっきり近づけました。

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下は荷物置きにつかっているようです。

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一番大きくて一番近づけた廃墟かもしれないな〜。
ゆっくり見た後、この日のお宿の乳頭温泉鶴の湯へ。
思ったより時間がかかって、日が沈む前に着きたい〜、急げ〜、と頑張り、
県道からはずれて鶴の湯までの道が、またもや砂利道でびくびくしながら、何とか到着。

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時代劇のセット見たい。ミニチュア宿場町みたいな鶴の湯温泉。
日帰り入浴もできるけど、超混雑するそうです。
3時以降は宿泊客だけなので、静か。

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囲炉裏付きの本陣に泊りたかったけど、今回は日程も長いので贅沢は自重。

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こっちに泊まったけど、こっちもかなり湯治の風情があっていい感じ。

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お風呂も広い露天風呂があって、ぬるめの乳白色のお湯でゆっくりできました。
星もキレイだった。
混浴露天風呂に入る勇気はなかったけど・・・

夕飯は素朴な山の料理。
運よく、囲炉裏の目の前の席。

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まんがにほん昔話みたい。テンションあがった。
外の景色といい、本当に昔話の世界に入り込んでしまったよう。

ものすごく豪華なお食事、というわけではないけど、素朴でおいしく、
特に、この写真に出ている山の芋鍋が地味ぶかくて最高!
「どんどんおかわりしてくださいね」といわれ、バクバク食べてしまったので、
最後は満腹でゲフーでした。


鶴の湯温泉は、玉川温泉とはまた違う素朴さで、
玉川温泉は、本当に「湯治」一本やりで、装飾は加えないけど古いものを残したりもしない、という感じ。
鶴の湯温泉は、旅人が秘湯に期待するものがさりげなく演出されている素朴さ、という感じかな。
文句なしに、この日の温泉のテーマは「山」でしょう。

今回は夕方着いて、朝には出発してしまったけど、そんなリズムで訪れるのはもったいない、
ゆっくり2泊ぐらいはしたいと思ってしまった。
(もっとも、日帰り客を受け入れている時間は、非常に混雑して雰囲気ぶち壊しらしいけど)
また鶴の湯温泉行きたいな〜。芋鍋が食べたいな〜。
posted by ひんべえ at 00:10| 埼玉 🌁 | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

東北ぐるり温泉旅その1 秋田・治の温泉

今更ながら、夏休みの東北旅行の日記。
8月31日前には終わらせたいね(次の旅行に行っちゃうから)。
「ブログ」が久々すぎて、ログインの仕方から忘れてしまっていたのはご愛敬。

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夏休みは恒例の小笠原に行こうと思っていたのに、
マーゴン(台風6号)があり得ない進路で小笠原付近に陣取ってしまい、
おがさわら丸はあえなく欠航。

急きょ、台風の影響を受けなさそうな東北へ旅行することにしました。
テーマは廃墟と温泉。
温泉も、その日ごとに漢字一文字のテーマを設けるこだわりの旅に(こういう旅行日程考えるの大好き)

<全体の行程>
1日目は新幹線で盛岡まで行き、そこでレンタカー(トレンタ君利用)を借りて松尾鉱山跡を見学。そのままアスピーテラインで秋田へぬけて玉川温泉泊。
2日目は玉川温泉から北上して尾去沢鉱山へ。車で尾去沢鉱山周辺を見た後、来た道をもどって田沢湖近くの乳頭温泉郷泊。
3日目は田沢湖駅でレンタカーを返し、秋田駅まで移動。秋田駅からは人気の五能線で北上。途中の十二湖で降り、白神山地のふもとの青池などを見た後、不老ふ死温泉泊。
4日目は、もう一度十二湖でトレッキングをした後、五能線で弘前まで移動。弘前から1時間ぐらいの温湯温泉泊。
最終日は温湯温泉と弘前市内を観光した後、新青森駅からはやぶさに乗って帰り。

東北地方を9の字のように移動しました。

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東北にいけば少しは避暑になるかな、という期待も確かにしていたんだけど、盛岡ついたら超寒い!
さすが東北だぜ!と驚いたけど、
このときはマーゴンの影響で全国的に寒かったらしいです。
秋田の人も驚いてた。(でも、観光客はみんなわたしみたいに「東北って寒いのね」と理解してた)

盛岡でレンタカーを借り、道に迷ったり、途中で「窯貸します」という表示を見つけたり(ピザ窯?)しつつ、
まずは予習のために地元の八幡平市松尾歴史民俗資料館へ。

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いわゆる町の資料館なので、各時代の資料なんかが展示されているんだけど、
やはり松尾鉱山コーナーがとても充実していました。

ちょうど、「松尾鉱山で18〜35歳まで働いていた」という係員さんが出てきて、いろいろ教えてくれました。

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かつては雲上の楽園とまで言われた松尾鉱山。
映画館、劇場、病院まであり、購買部(商店)は最新のものがそろったから盛岡から買い物に来る人もいたとか。
雪深い山の上なので鉱山=町であり、社内報にも鉱員の家族がバンバンでてきて、学校の修学旅行の様子まで載っています。
学校の運動会の写真で、鉱山のマスク付けて走っている写真が載ってたけど、そういうオリジナル競技もあったのかな。

松尾鉱山では硫黄をとっていたのですが、エネルギーが石炭から石油になり、
石油を精製するときに発生する硫黄が流通するようになってから、
コスト面で圧倒的に不利になり、閉山。
もともと鉱山の人しか住んでいなかった雲上の楽園は廃棄され、
木造の住宅は消防庁の延焼実験のために燃やされました。
集合住宅などのコンクリート製の建物は、そのまま打ち捨てられて荒れるに任せています
(すべて資料館で聞いた)

資料館でたっぷり予習した後は、かつての雲上の楽園へ。
アスピーテラインの脇にあります。

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雪深い山の中なので、暖房施設があったり、当時は最先端だった鉱員住宅。

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トイカメラ風に撮ってみた

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なんていうか、建物が公団の団地に似ている・・・。
公団の団地育ちの身としては、思うところがありました。
私の故郷は荒れるに任せることはなく、壊されて新しい街へと生まれ変わったそうですが、
「時代は終わった」という点では一緒。
シンパシーを感じる。

さらに、自然の中にある廃墟、というのも個人的には高ポイント。
(ラピュタ的な感じがすき)
もっとも、強烈な硫黄ガスによりこのあたりは荒れ果て、懸命な緑化運動によりここまで復活したそうです。


ひとしきり見学し、廃墟を見ながらおにぎりを食べたら、アスピーテラインに戻って玉川温泉へ。

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途中でお花畑発見。
アスピーテラインの上のほうは濃い霧に包まれていました。
「雲上の楽園」って、霧がよく出たのも名前の由来かも。


玉川温泉近くまでやってくると、車の中まで強烈な硫黄臭!
さすが有名な玉川温泉。

せっかくだから本格的なほうに行こうと、源泉に近い本家の玉川温泉のほうに泊まったのですが、
お客さんの平均年齢高い・・・。
みんな、本気で湯治をしにきているっぽい。

勝手に抱いていたイメージでは、湯治客がメインだから一泊だけのお客なんて冷たくあしらわれるんじゃないかと思っていたけど、
旅館部はそんなことはなく、ちょっと古い普通の宿泊施設。
機能優先で情緒的なものはあまりないし、ご飯はバイキングで、なんか合宿っぽいかんじもする。

それぞれ体の悪いところを治す合宿。
「癒」なんて生易しい漢字ではなく、「治」の一文字がふさわしいところでした。

なにはともあれ、玉川温泉にきたらまずは有名なお湯。そして天然の岩盤浴。

(到着日は撮らなかったので翌日の写真)
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まずは岩盤浴。
宿近くの公園?(温泉地によくある、お湯が噴き出しているところ)に、岩が温かくなっているところがあるので、
それを自分で探して、ゴザを引いて寝っ転がる、天然の岩盤浴です。
あと、神社あたりは北投石から放射線が出ていて、それががんに効くとかで、
ガイガーカウンター持って放射線が「高い」ところを探して岩盤浴している人も。

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一等地にはテントがあるんだけど、そこは常連さんで満員。
テントの裏に何人かいたので、そこらへんがよいのだろうと、レジャーシート引いてごろり。

この日は寒かったので、汗はまったくかかず、ただ背中がポカポカしてきもちいいね〜。だけ・・・。
岩盤浴としては失敗。
しかしここで閃く。
「夜来れば、星が見られるのでは?」
ということで、夜出直し。
夕方と同じ所でごろりとすると、まわりに街がないし、この場所は街灯もないから、星がよく見えます。
しかも、背中がぬくぬくして快適。汗ばむほどではないし。
星みすとに超おすすめポイントなんだけど、そういう目的で来る人はいないのだろうか。

ときどき、硫黄の「プシューーー」で前が白くなっちゃうけど、
それをのぞけば快適な星空観測でした。

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あちこちにこういう穴があってガスが出てる。
ガスの近くはあったかいんだけど、あんまり近いとガスにやられると思う。
天然故に、場所によって温かさが全然違うので、本気で岩盤浴をしたいとか、夜星を見たいとかであれば、
明るいうちのロケハン必須。
あと、街灯がないので、夜は懐中電灯必須。

スキー宿みたいに、宿にはゴザ乾燥室とゴザロッカーが完備され、
玉川温泉に来たら、温泉と岩盤浴は必ずセットなんだね、と思い知る。
お客さんのほとんどは、名前入りのマイゴザを、運ぶのに便利そうなグッズとともに持ってた。
やっぱりここにはここの風習があるのね・・・

お湯のほうは、とにかく源泉100パーセントのほうは、体に沁みて痛くて痛くて・・・。
お湯の中でじっと耐えていました。
リラックス感はない。
フロントで「入浴中に顔をぬぐわない」と注意されたけど、言われなくてもこんなお湯で拭う気にはなれない。
皮膚が強い私は、湯あたりとか都市伝説かと思っていたけど、ここのお湯には負けるな・・・と思いました。

サウナもあったけど、普通のサウナと違って、熱い源泉からでる湯気にあたるという、ここまで温泉尽くし。
泉質とかわかるタイプじゃないけど、こんなに強烈な温泉があるんだなと、
いい勉強をさせていただきました。

いろいろと玉川温泉でカルチャーショックを受けたところで、朝が早かったのでこの日は早めに就寝。
硫黄尽くしの一日、体はこの日一日ですっかり硫黄くさくなりました。

posted by ひんべえ at 16:40| 埼玉 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月17日

オーロラという名の現実を知る

本格的なオーロラ観測となったフィンランド2日目の夜。
雪は降ってない。だけど空模様は、雲が高速で流れていくので、ところどころ晴れ間が見えなくもない。という程度。
オーロラが見える気がしない。

湖の近くにベンチを見つけたので、そこで8時ぐらいから様子を見ていたけど、
あまり天気が良くないので10時前にいったん撤退。
その後、眠いので部屋で仮眠をとりつつ、2時間おきに起きて空模様を見る→曇っててがっかり
というのを繰り返していたら、2日目の夜はあっさりと終わってしまいました。


夜は足元が危ないということで、ホテルの人がカンジキとストックを貸してくれました。
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これがなかったら確実に転んでた。


次の日。特にツアーで決められた予定などが入っていない日。
お土産を買いに近くのスーパーへ。

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宿泊しているホテルを外から。
空はどんより曇っています。
それより何より、道が凍り過ぎている。
透明で水のようにみえている部分は、磨き抜かれてつるんつるんの氷だったりする。

「雪が降る前の秋のオーロラツアー」と聞いていたので、油断してスニーカーで出かけてしまった私。
歩いて5分かからないスーパーまで出かけるのも、ひと苦労です。
本当は村内の散歩をしたかったけど、まさか昼間からあのカンジキはいてガジガジと歩きまわるわけにもいかず、
かといって、北極圏で滑って転んでけがをするのもね・・・ということで、散歩はあきらめ。

フロントに天気予報を聞いたら、今日の夜は「clear」だと。
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(唯一のお月様マークが、この日の夜)

信じられないほどのどんより曇り空だけど、最終日、夜こそは晴れてくれると信じ、
国立オーロラ研究所に出かける「オーロラハンティングツアー」というオプショナルツアーに申し込み、
夜に備えておとなしくお昼寝することにしました。

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起きたらあっというまにフィンランド最後の夕食。
ザリガニのリゾットと、「ラブリー ルオスト」という名物っぽいプレート。
トナカイのお肉が「fried」って書いてあったから、前日の「grill」と違うのかと思ったけど、
私には違いがわかりませんでした。
サーモンも普通に焼いてあった気が。

せっかくお高いオプショナルツアーに申し込んだのに、出発時においても、そらはどんよりと曇り。
いくらオーロラ研究所とはいえ、曇っている空のオーロラは見ることができません。残念。
ツアーではまず、オーロラについてのDVDを1時間ぐらい鑑賞。
ガイドのお姉さんの英語が結構聞き取りやすかった。

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DVD鑑賞はこんな伝統的なテントと思われる中で。

説明の後は外でにオーロラ待ち。
テントから外に出たら、驚いたことに満天の星空でした。
6時から7時までの間で、急激に空が晴れたようです。
天気予報は嘘じゃなかった。

オーロラ研究所の人の説明によると、
この日は太陽風は活発ではないものの、地球の磁場は強いので、
出現率は30%ぐらい。これは結構いい確立なのよ?
とのことでした。

残念ながら、1時間弱のオーロラ研究所での待ち時間ではオーロラは現れず。
星は、ホテル近くよりたくさん見れたけど、
オプショナルツアーの開催時間が、オーロラのゴールデンタイム(21時から23時ぐらい)から外れているので、
お値段には釣り合わないような気がする。
ま、参加しなかった場合、万が一参加した人がオーロラを見たりしたら「超くやしい!」ってなるのが目に見えているんだけどね。


ということで、ちょっとがっかりのオプショナルツアーから帰ってきて、
今度はホテル裏の湖のほとりで、自分たちでオーロラを探します。
昨日と同じ、ベンチに座りながら待つこと2時間。

・・・もともと星を見る趣味がない私は、星空に飽きてきて、寒くなってきて、上を見続けていたので首が痛くなってきて。
耐えられなくなったので、ツアーの他の参加者の皆さんがいるであろう、避難小屋(ちょっと休める小屋があった)に移動。

そしたら、添乗員さんがやってきて
「オーロラ出てますよ」

まじですか!
一生懸命空を見てたけど、全然気がつかなかった!
ということで、大喜びで案内された湖のほとりに行ってみると。

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↑緑色の部分がオーロラ。目を凝らすのだ。

肉眼で見ると、山際にうっすらと見える白い帯。
言われなければ「山のあたりにある街明かり?」という感じなのだけど、
三脚使ってバルブ撮影で撮ってみると、緑色のオーロラっぽく写る・・・。

・・・これがオーロラ???
雲にしか見えませんが・・・。

母も同じことを思ったらしく、添乗員さんに「オーロラですか?」と確かめていました。
添乗員さんは、間違いなくオーロラだと。写真を見せてもらえば分かると。

(目で見ると白い雲にしか見えないのですが、カメラでとると緑色に写るのです。
目で見るのと写真は仕組みが違うから、こういうことが起きるらしい。
詳しい仕組みは知らない)

見ていると、白い帯は微妙に動いているようです。山との位置関係でそれがわかります。
逆に言えば、その程度にしか動きません。


30分ぐらい見ていたところで、トイレに行きたくなったのでリタイア。
正直、オーロラが想像していたものと違ってずっと地味だったので、私は飽きたというのが本音。

「死ぬまでにオーロラが見たい」とまで言った母も、意外とすんなりその場を離れました。


湖のほとりを二人で歩いていると、空に、天の川とは違う位置に白い帯がかかっているのに気がつきました。
さっきのオーロラとも場所が違うけど、もしかしてあれもオーロラ???

写真でとってみると

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ブレブレだけど、これは間違いなくオーロラ!!!
さっきより明るいし、自分で見つけたのはうれしい。

「ほら、お母さん。あれは空いっぱいにかかるオーロラだよ。」
オーロラを見たがっていた母に、ここぞとばかりに写真を見せて教えると、

「想像していたのと違う。あんなのにオーロラと名乗ってほしくない」
という、なんともがっかりなお言葉が。

それでも、山際にあるオーロラより、大空にかかるオーロラのほうがまだお好みだったらしく、
いったんトイレに撤退したけど、大空のオーロラが消えるまで外で観測をしました。
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ホテルに帰ってきた、オーロラに夢を見続けていた母の感想。
「写真で見たようなオーロラが見れると思っていたのに、あんな雲がオーロラなんて詐欺だ。信じたくなかった。
なのに、隣で見ているあんたの写真が、安物カメラなのにパンフレットでみたようなオーロラの写真になってて、
あの雲がオーロラであると認めざるを得なかった。
あんたの写真が一番ショック。あれで60年間の夢が壊された」

・・・お母さん。人のことを北極圏まで引っ張り出しておいて・・・


夜が明けても母はショックがさめやらないらしく。
「思えば、添乗員さんは最初に『雲とオーロラの見分け方』を教えてくれたし、
今まで話を聞いた人たちも『写真のようなオーロラは見えませんよ』と言っていた。
今まで気にしなかったけど、実際にオーロラを見てみて、
初めてみんなが言っていたことの意味がわかった」

まさしく、「腑に落ちた」ってやつなのでしょうか。
逆に言えば、「雲のようなオーロラ」は、肉眼で見る以外に方法がないので、
なにはともあれ、北極圏まできて、オーロラが見えたんだからいいじゃないですか。
しかも最終日でよかったよ。
これが初日に見えたりして、「超がっかり」みたいなことになったら、
残されたツアー日程をどう過ごせばいいのか分からなくなるところだった・・・。

天気予報を見ると、またこの後曇りの日が続くようだし、
オーロラを見た感想はどうであれ、やっぱり見られたのはとてもラッキーですよ。

ま、なんというか、子どもに「サンタクロース」という夢を教えなかった母が、
サンタクロースの故郷でオーロラの夢から覚めるというのも、
因果応報というやつなのではないでしょうか。

最終日は母をなだめながらの帰り道。
それでも、母は最後の望みをかけて、「飛行機からオーロラが見てみたい」と。
しょうがないからチェックインの時に「左側の席で」とオーダー。
その結果は・・・。

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(緑色がオーロラ。赤いのは飛行機の翼の光です)

やっぱり雲でしたとさ。
ちゃんちゃん。


ちなみに、今回は母の感想ばかり書きましたが、
写真を撮った私の感想はというと、
肉眼で白く雲に見えるものが、写真に撮るとオーロラになるというのは、
その意外性も含めてなかなかにフォトジェニックで、
面白いものではありました。
ただし寒い。あと、飽きる。

posted by ひんべえ at 23:57| 埼玉 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月09日

嘘と夢の間に

ずっと前から、「死ぬまでにオーロラが見たい」と言っていた母に付き合って、フィンランドまで行ってきました。
日程は5日間。本当にオーロラを見ることぐらいしかできない、あわただしい秋のフィンランドの旅。

北極圏への玄関口、ロヴァニエミ空港はターンテーブルからすでに北極圏。
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日本を出るとき、「寒い。秋から一気に冬になった」とブツブツ言っていたのですが、
北極圏はすでに本気で吹雪モードでした。
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「秋のオーロラ鑑賞ツアー」だったはずなのに・・・。

この後、バスで1時間ほど走り、人口が100人に満たないという、小さなルオストという村に宿泊しました。
初日は移動だけ。ホテルに着いたのは深夜。しかも吹雪。
ホテルの裏の湖がオーロラ鑑賞スポットで、旅行中は各自適当に見に行くようにとのことだったので、
下見だけしてこの日は就寝。

本来はスキー客が中心であろう、宿泊したホテルはいかにも「北欧デザイン」って感じ。さすが。
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翌日、旅行中唯一の観光といってよい、サンタクロース村へ。

実は私、小さなころからサンタさんを信じていた記憶がなく、
大人になってから母に「私はいつまでサンタさんを信じていたの?」と聞いたら、
「うちはそんな嘘は教えていない」と言われ・・・。
どうやら、人生においてサンタさんを信じていたタイミングがないようです。
それなのに、この年になって「サンタクロースのオフィスに行きましょう」と言われても・・・。
と渋りつつ、他にお土産を買えるところもなさそうだし、ツアーの一部なのでやむなく参加。

ギリギリ北極圏にあるサンタクロースハウス。みんなが会いに来やすいようにというサンタさんの配慮だそうです。
別に北極圏じゃなくてもいい気がするけど、あえて北極圏にすむ自分縛りルールなのか。
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これが北極圏の境界。
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サンタクロースハウスの中は残念ながら撮影禁止でしたが、
だいたい、ディズニーランドなどのアトラクションを想像してもらえれば。
ハウスの内部は時計の内部がモチーフとなっているようで、うす暗く、なぜかホラーテイストの低い音楽が流れています。
サンタさんは、一番奥の、プレゼントが山積みになったファンシーな部屋で、記念撮影に応じてくれます。
ひっきりなしにゲストが入って、フラッシュがたかれて・・・。サンタさんも大変だ。

サンタさんと一緒に撮った写真は、ポストカードサイズでも20ユーロとお高かったので、買わなかったのですが、
「東京から来た」といったら、
「埼玉、神奈川、千葉、茨城のどれ?」
と聞き返してきたサンタさんの日本通ぶりに驚きました。

だてに20ユーロとってないさすが世界中の子供たちにプレゼントを配り歩いているだけありますね。
人生で一番サンタさんを信じた瞬間かもしれません。


その後、サンタクロース村のお土産店をひと通りのぞいて、
母はサンタクロース村から出すクリスマスカードの選定へ。
クリスマスグッズに飽きた私は、隣のiittala&マリメッコのアウトレットショップへ。
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ちょっと期待していたんだけど、人口が少ない北極圏だからかあまり大きくないです。


ブランドに疎い母が「両方聞いたことがある」と言っていたので意外でした。
不勉強ながら、マリメッコは知りませんでした(私もブランドは疎い)。
シマシマ柄とか花柄とか、色鮮やかな商品が多く、30%オフの商品もたくさんあって、
近所にあったら買い物によさそうだったけど、
旅先で食器を買って割ってもな・・・何も調べずにきたから、北欧の服のサイズわからないしな・・・
ということで、かわいらしいペンギンの置物だけ買って、あとはスルー。

なかなかやってこない母を待っていたら、迷子の天才である母は、来るなり
「違う建物に入っちゃって、『マリモッコリどこですか』と聞いてやっとわかったの」
とおっしゃっていました。
・・・「聞いたことある」って、「マリモッコリ」のほうでしたか・・・。
聞かれた店員も、ずいぶん変わった発音だと思っただろうな。


サンタクロース村は広くはないので、あっという間に観光&買い物終了。

アウトレットの玄関にあったのは、フィンランドでよく見かけたお花。
寒さに強いのでしょうか。
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往復のバスから見かけたトナカイさん。
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到着した日は吹雪いていたけど、この日はちょっと晴れ間がのぞいてきて、夜のオーロラが期待できそうです。
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宿に戻って、一休みして、オーロラ待ちは長い戦いになるので、まずは腹ごしらえ。
ガイドさんお勧めの、サーモンのクリームスープ。
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名物、トナカイのステーキ。
「クセがある」と脅されていたけど、そこまで強いクセはなかったと思います。
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(店内暗くて写真撮れず)


のんきに夕飯を食べている間に、また空が曇り出してきてしまいましたが、
オーロラハンティングツアーなので、本番は夜なのです。
(つづく)
posted by ひんべえ at 23:41| 埼玉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月06日

黒い宝石越しに、島を見る

渡航が厳しい島といえば、9月に2泊3日で九州旅行に出かけ、
軍艦島に行ったことを、すっかり日記を書くのを忘れていました。

軍艦島は、想定している年間上陸日数が100日程度で、海が荒れるとすぐに欠航してしまいます。
そんな島にあえて台風シーズンの9月に行くというチャレンジぶりでしたが、
なんとか無事に上陸できました。

ただし、キャンセル料を払うの覚悟で複数日の予約を取っておいて、一週間前から天気図とにらめっこ。
何もなければ最終日に行こうという計画だったのを、台風が発生したのを見て一日前倒し、というドタバタぶり。
現地では「軍艦島は桟橋の向きの関係で、むしろ冬に強い」とも聞いたのですが、
冬になると海は荒れるので、実際のところはどうなんでしょうね。
どちらにしろ、関東から行くのは結構賭けの要素が強いです。
これから行く人ガンバレ。



九州旅行一日目は、「せっかく九州まで行くんだから、温泉にも入りたいよね」ということで、ちょっと足を延ばして嬉野温泉へ。

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お部屋の露天風呂&奮発した人限定の高級大浴場(平日のため貸し切り状態)を堪能し

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嬉野温泉名物、温泉湯どうふを食べて、満足でした。
温泉も石炭も大地の恵みだからね、今回の旅のテーマにあっているよね。

余談ですが、旅館の前に
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明らかにワンダーランドのオーラを発している店があったのですが、その迫力に近づけず。
暗い店の中で妖しく輝くネオンは、バニーちゃんを追いかけて迷い込む地下世界への入り口のようでしたが、
その先は、たぶんアリスが見たようなかわいらしい世界ではないでしょう。
写真にすると詩になりそうだったんだけど、店の中の写真撮影はマナー違反だからね。


嬉野温泉で十分にふやけた翌日の朝は、高速バスで長崎まで移動。
軍艦島ツアー船の運航状況は、携帯でチェックできるので便利です。
九州に到着した後も、携帯のお気に入りに入っている各種天気・波情報とあわせてチェック・検討した結果、
何もなければ3日目に予定していた軍艦島ツアーを、2日目に変更することを決断。
「乗れるものに乗る」が離島の鉄則です。

しかし、高速バスが30分以上遅れるというアクシデントのため、
目を付けていた「朝市食堂」は「今日だけ短縮営業」とかで、タッチの差で間に合わず。
予約を入れたツアー会社に、念のために催行の見込みを聞こうと電話したけど、誰も出ない・・・
(もしキャンセルしたいと思った時はどうすればよかったんだろう・・・?)

なんかとても長崎に嫌われている気がするけど、はたして軍艦島には行けるのか!?
わざわざ関東から飛んできて、行けないのは悲しすぎる・・・。
ドキドキしながら、乗船。
船長さんも「努力しますけど・・・」という感じ(上陸は20%ぐらいと言っていたかな?)

出航すると、海は若干荒れ模様。船が跳ねると船内のお客さんから声が上がります。
ま、沖縄の離島とかで慣れていれば別に・・・というレベルだけど。
だからこそ、出航後はなんとなく上陸できる気がしてました・・・。

船から見る軍艦島。本当に軍艦だ。
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もともとは、「磯釣りにちょうどよさそう」程度の島(というか、岩?)を埋め立ててビルを建てて、人がこの大きさまでにした島。
海底炭坑なので、海の中には、島よりももっと広い範囲で炭鉱が掘られているという・・・。


そんな島に、船長の根性で、無事、上陸。
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(8月に就航したばかりのブラック・ダイヤモンド号)

しかし、波が高くて船が危ないので短縮バージョンの上陸。
案内もそこそこに、各自、見学ルートをひと通りり歩いて、写真を撮って、通常の半分ぐらいの上陸時間で終了。
う~ん。残念。


だけど、上陸できて本当によかった。

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第一印象は「人間は一体何をしたんだ!?」でした。
自分でも言葉の意味がよくわからないけど、とにかくその言葉が浮かんだ。
迫力に圧倒されて、目の前の風景を処理しきれなかったんだと思う。
こんなに荒れてても、当時の石炭への執着が伝わってくる感じがする。
でも、これだけのもの、島そのものを作り上げて、放棄して、荒れるがままに任せて・・・。
執着が伝わる感じはするけど、なんか腑に落ちない。
時代が変わるとはこういうことなのか。
圧倒的な断絶感。
写真集では感じられない感覚でした。

ガイドさんが、島の生活などを駆け足で説明してくれます。
桟橋のあたりは石炭の積み出しスペースなので、住民は立ち入りが許されず、この下にある地下道を通って居住区まで行ったらしいです。
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軍艦島は厳しい海に直接さらされます。
見学ツアーのために整備したばかりの柵も、台風であっという間に壊れる。
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海に面したアパートは、防波堤兼アパート・・・。そんな無茶な・・・。
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嵐になると波がこのアパートをも超えて、アパートのふもとあたりにあった商店街は潮降街と呼ばれたとか・・・

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なんだかローマの神殿を見ているようだ、と途中で思いましたが、
よく考えたら、我々が現代見ている神殿は、古代に建てられ、長い年月を経て残った構造物の部分を見ているわけで、
この軍艦島の建物だって、時間は短くても、厳しい自然の中で残った構造物の部分を見ているわけだから、
似ているように見えるのも道理なのかもしれません。

本当に短い時間でしたが、実際に見に来てよかったと思いました。


この日の宿は、写真撮るの一切忘れたけど、伊王島に泊まりました。
伊王島も元炭鉱の島ですが、今は温泉リゾートとして売り出しているようです。
温泉だけではなくテニスコートも整備されていたり、伊王島発の軍艦島ツアーがあったり、
とても賑わっていました。
温泉はしょっぱかったです。


次の日は、軍艦島の近くの元炭鉱の島、高島観光。(元は2日目に行く予定だった。)
軍艦島は行政区としては高島町だし、炭坑が現役の時代から、高島の支部的な位置づけで、ともに発展してきた島。
なので、当初は、高島で予習→軍艦島上陸、という旅行プランを考えていたのです。

長崎港から伊王島→高島と結んでいる定期船があるのですが、
この日も伊王島ではたくさんの人が降りる・・・日帰り温泉もあるからでしょうか。繁盛しているな。
ほとんどのお客さんが伊王島で降り、逆に伊王島から高島に乗るのは我々のみ。
船員さんに「高島行きですよ?」と何回も確かめられつつ、乗船。

前の日とほぼ同じ航路。
でも、前の日より確実に荒れている海を、高島目指して船は進みます。
この日予約していた軍艦島ツアーは、朝のうちに欠航が決まっていました。
高島は港がちゃんとしているから余裕。
港で電動レンタサイクルを借り、さあ、出発!

と思ったら、開始30分でいきなり夕立のような大雨に降られる。
あわてて、石炭資料館に避難。

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(晴れてから撮った)

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炭坑の乗り物が展示されてる。

軍艦島の模型
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石炭資料館は、高島の炭坑を中心に、当時炭坑で使用した道具など歴史的な資料が展示されています。
とりあえずここで雨がやむのを待とうとしたら、後から団体さんが入ってきました。
ガイドさんがいるので、私がこの日申し込んでいたのとは別の会社が催行する軍艦島ツアーの人たちの様子。
こっちの会社のツアーは、いきなり軍艦島に向かわず、先に石炭資料館で予習をするのです。
そのためか、欠航にはしなかった模様。
ちゃっかり紛れて説明を聞いていたら、一応、これから軍艦島上陸にチャレンジするとのこと。
前日でギリギリだったから、無理そうだけど・・・。
遠くから来る人にとっては、欠航になってまったく軍艦島を見られないより、
上陸できなくても、船から軍艦島が見れたほうがいいのかな、
なんて、自分が前の日にギリギリ上陸できたからって、上から目線で考えてしまった。

石炭資料館で1時間ぐらい雨宿りをしたら、雨がやんだので観光再開。

とはいっても、高島は、炭鉱を閉山したとき、「三菱が建物を壊す」という約束だったらしく、
軍艦島と違って、炭坑関係の建物は残っていません。

炭坑跡は残っていますが、炭坑って地下にあるものだから、
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こんな感じで、入り口が見えるだけ。

そのほかの見どころ、教会・・・は、道がよくわからなくて、たどり着けなかった。
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あとは、炭坑が盛んだった時代の蛎瀬銀座の跡を、廃墟好きとしてはチェック
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残っているアパートは現役ですが、過疎化が進み、高層階は使っていないそうな。
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(これはたぶん人が住んでいないアパート)
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高島からは、軍艦島が見えます。
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高島から見ても、やはりこの直線的なラインは独特です。


端的に言ってしまえば、高島は過疎化が進んだ島だと思う。
時期が悪かったのか、目玉となるような観光資源は見当たらなかったし、
炭鉱の歴史も、積極的に残されている感じはしないので、
史跡巡りが楽しめる廃墟好きなら、軍艦島の予習で行ってもいいと思うけど・・・
というのが、正直な感想ではある。

高島も炭鉱が閉山した後、観光で町おこし・・・というのを読んだ気がするけど、大賑わいだった伊王島とは圧倒的な差。
立派な運動場があったけど、誰も使っていなかったし。
今、伊王島には長崎から橋をかけているので、橋が完成したら、定期船もがっつり減るんだろうな。

・眠りから目覚めつつある軍艦島
・温泉に橋にと活気づきつつある伊王島
・過疎が進みつつある高島

炭坑が閉山した後も、島の歴史は続いていく。



<おまけ>
長崎に来たら、ちゃんぽんを食べねば!と出かけた中華街。
そこから一本入った路地が、にゃんこストリートでした。
振り返るたびに新しい猫が出てくるのにびっくり。
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posted by ひんべえ at 00:12| 埼玉 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月15日

ぞろ目記念

お誕生日は来週なのですが、仕事の日程の都合上、この週末にアンドラ・モンターニュへ出かけてきました。
■■師匠のコラム■■を読んでから、一度は行ってみたいと思っていたのです。

新潟まで出かけて、おいしいものを食べることしかしないという贅沢。
たまにはね。ぞろ目記念だし。

papandan / sean
平日だし新幹線とか超余裕 と思っていたら、駅に大荷物を持っている人多数で、世間がお盆だということを思い出す。でもたにがわは空いてたよ at 08/13 15:55
papandan / sean
新幹線ホームを歩き回る、太ももが白い鳩を「モモヒキ」と名付ける トレンカとかにしないのは、強く逞しく生き抜いて欲しいという私の愛です at 08/13 13:54
papandan / sean
30分前に差した目薬が口におりてきて苦いなぅ やっぱり目薬嫌いだ at 08/13 13:47
papandan / sean
大宮駅で新幹線から降りてくるお相撲さんの集団を見た at 08/13 13:45
papandan / sean
これから、アンドラ・モンターニュでオーベルジュ体験してきます おいしいものをたらふく食べる予定 at 08/13 13:28


こんな感じで移動。
15時半ごろついて、ウェルカムドリンクをいただいた後、
お腹をすかせるために近所をお散歩。

すぐ近くにスキー場のリフト発見。冬はスキーもいいな。番犬ワンコに猛烈にほえられる。
お盆時なので、お墓参りをしている人多数。お墓に、竹で作った見慣れない飾りがあるのは、このあたりの風習なのか。
あと、家の軒先に小さな池がたくさん。鯉もいる。水が豊かな土地柄?
一匹、取水口に居座るジャグジー好きの鯉を見かけて、大笑い。


余裕をもって宿に戻り、ひと風呂浴びてすっきりしたあと、お待ちかねのディナー。
(個人的には、すっきりした後にディナーを食べられるが嬉しかった。)

本日のメニュー
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テーブルセッティングがかわいい。お誕生日祝いということで、ベニバナの花束をいただく

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一品目のラタトゥユは、「やったー!ディナーの始まりだー!」と興奮して、
いきなり写真撮るのを忘れました (´・ω・`)
トマトの煮込みだけど、トマトが強すぎず、トマトのうまみの上に各お野菜の味がしっかり主張してて、
とても美味しいアミューズでした。
ラタトゥユって自分でも作るけど、どうやったらあんな風に、トマト・トマトにならずに、すっきりと食べられるんだろう?


噛みごたえサラダ

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黒キャベツって真っ黒なのかと思ったら、ちりめんキャベツに似たものだそうです。味がしっかりしていておいしい。
サザエもたっぷり。「豆は?」とさがしていてたら、シェフの手違いで次の料理に・・・。
次で茶豆を食べたら、こちらも固めにゆでてあったので、本当に噛みごたえサラダでした。


お魚料理(食べ途中)
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皮までおいしく食べられる焼き加減がステキ。
「コルニションってなんだ?」と思ったら、きゅうりの一種なのね。
知らなかっただけだけど、フランス料理にきゅうりって使われるんだね。


おコメ料理

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具は何もないけど、前のお魚料理のアラの出汁で炊いてあるので、食べるとしっかりお魚の味。
具がなくてもこんなに味がするものなのね。と思うぐらいしっかりしてます。

で、お好みで二種類の塩をかけて味を変化させます。
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(見にくいけど)左がモンゴルの塩、右が能生の塩。

特にモンゴルの塩は、かけると一気に温泉玉子っぽくなります。全く違う料理に。おもしろい。


スープ

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緑のヴィシソワーズ。
お味のほうも、ジャガイモというより、葱の印象が強い。
普段飲むのがジャがのみの味だったので、本当のヴィシソワーズを教わった感じ。



名物・フォワサンド

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フォアグラを初めて食べました。(披露宴でパテとかを食べたことならあるかもしれないけど)
口に入れると、フォアグラがすっと溶けてなくなっちゃう!
で、口の中に広がるフォアグラのうまみを、ダイコンの歯ごたえと一緒に味わう・・・。
ソースも絶妙、超うまい!さすが名物。



メインのお肉料理

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牛たんが柔らかくて驚き。
お上品に切ってあったけど、もっとガッツリ食べたいと思うぐらい。



梅のジュレ

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写真じゃわかりにくいんだけど、バニラビーンズの黒いつぶつぶが。
食べてみるとフレッシュな梅をベースに、濃厚なバニラをしっかりと感じて、意外な組み合わせだけどものすごくおいしい。
バニラアイスとかより、バニラそのものの輪郭をしっかり味わっている感じ。



デザートはお誕生日仕様

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皆さんにお祝いしてもらって、ろうそくの灯を消しました。こういうディナー久しぶり!
好物の桃がとってもおいしかったです。



宿泊プランの中に、一品ずつワインがつくプランもあったのですが、
そこまで飲むかもわからなかったので、その場でグラスワインを頼みました。
これが、グラスがあいたときに「つぎますか?」と聞かれるだけで、その料理に合うグラスワインをセレクトしてくれるというお気楽ぶり。
ワインは好きだけど詳しくないので、こうやって出してくれるとうれしい。
ワイン好きが6人集まれば、ボトルを6本空ける「とことんワインプラン」もあるみたいです。
そこまで集まれば、ワインをとことん楽しむのも面白そう。



メインの前に「お腹の調子は大丈夫ですか?」と聞かれた時は余裕だったのに、
デザート食べてコーヒー飲んだらお腹パンパン。



という状態になり、即寝てしまいました。
ああ、予定では、食後酒でも飲みながらまったりする予定だったのに。


次の日の朝ごはん。前の日に満腹過ぎて倒れたけど、しっかり完食。

パンもおいしい。オレンジの蜜だというはちみつは、おいしすぎて奪い合いになった。
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野菜の味がしっかりするサラダ。一言でいえば「青い」
今は「素材の味がしておいしい」と思えるけど、たぶん子どもの頃は強烈で食べられなかったと思う。
それぐらいしっかり。
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特においしかったのが自家製ハム。
脂がとろける、肉の味がしっかりする。
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朝ごはんを食べた後、部屋に帰ってゆっくりして、チェックアウト。
オーナーに教えてもらった「駒子の湯」で温泉につかった後、へギそばを食べて、ポンシュ館で日本酒飲んで帰ってきました。


「今度は季節を変えてどうぞ」と言われたとおり、
素材の味がしっかりなので、季節を変えるとまた違う味なんだろうな。
冬の時期とかもよさそうだな。
スキーで腹ペコにしてからいただくとか。
ワイン好きをあと5人集めて、ワインメインでいくとか。


誰か、新潟までワイン飲みに行こうという人達はいませんか〜。
posted by ひんべえ at 19:40| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月01日

ゲリラ脱出ゲーム@京都

まだまだ公演中だからネタバレできないけど、
終わらない修学旅行からの脱出」に行ってきました。

要は、京都での「夜の学校からの脱出」に参加するために、
わざわざ新宿からバスに乗って京都まで行ってきたわけです。


バスのフロントガラスには貸切バスおなじみの「○○御一行様」というのが掲示があって、
私は「SCRAP高校3年B組」のバスでした。出席番号は25番。

バスの中から脱出ゲームが始まるとのことで、
車酔い対策も、頼りになるアネロンを飲んで、気合は十分。
・・・周りの参加者はなぞ解きのプロ(?)ばかりで、
とんでもないペースで謎を解いてく。まるで特待生クラスです。

「夜の学校からの脱出」のほうも、修学旅行生は優秀な成績を収めていたんじゃないでしょうか。
私も、まわりの優等生たちへのコバンザメ作戦で、
今回初めて脱出成功の栄誉に浴することができました。
京都まで出かけた甲斐があるというものです。

無事に脱出した後は、飲み会→ホテルの飲み部屋でゲーム大会。

脱出ゲーム好きはアナログゲームも好きらしい。
部屋の中でいろんなゲーム大会が開催されていたけど、
私は「ハグル」という推理・交渉ゲームと、「そっとおやすみ」というカードゲームで遊んでました。
「そっとおやすみ」が、カードの絵はかわいいのに緊張感あふれるゲームで面白かった。

外が明るくなる時間までゲームで遊び、少し寝て、
日曜日は京都をぶらぶら一人で観光。

ついうっかり、京都の観光地図的なものをまるっと忘れてきてしまったので、
手元にあるのは修学旅行の参考資料として配られた「SCRAPメンバーお勧め京都マップ」のみ。
意図していなかったけど、なんだか脱出ゲームの続きみたいなことに。
ゲリラ脱出ゲーム@京都。


まずはお勧めスポットの唯一の寺院、相国寺
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おすすめと書かれた「鳴き龍」は、特別拝観期間じゃなかったので見れず、聞こえず。
静かな境内でゆっくりと心を落ち着かせました。


この後、どこに行こうか迷った末、鞍馬山に行ってみるかと思いつき、
叡山電鉄の駅に移動する途中、ここもお勧めスポットの鴨川デルタ。
鴨川を飛び石で渡れます。渡っている人が結構多い。
もちろんここは、橋ではなく飛び石で川を渡りました。
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叡山電鉄に乗ってる途中で土砂降りになり、ブルーになりながらも鞍馬山到着。
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(鞍馬山に着いたら雨が小降りに)

知らずに行ったんだけど、この日は年に一度の「竹伐り会式」の日でした。
ということで、当初の「鞍馬山→恵文社一乗寺店」というコースを変更し、
鞍馬山オンリーで儀式を見学することにしました。

始まるまで時間が余ったので、前に行かなかった「奥の院魔王殿」まで登山。
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思ったより山道は歩きやすかったけど、
普段山歩きしないから、この後しばらく筋肉痛に悩まされることに。


本殿まで戻ってきたら、儀式が始まるところでした。

雅楽の演奏に合わせて山伏の登場。
神式と仏式、一体どっちなんだ。
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「竹伐り会式」は、「チームに分かれてどっちが早く竹を切れるか競う」という趣向なのですが、
本番の前に、「条件を同じにするため」といって、真剣で竹を切り揃えます。
・・・竹の根本のほうを切るのは、何度も切りかかって大変そう。
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正直、切り方が悪いとぐずぐずになってしまっていて、
「元のほうが絶対条件そろってたって」という突っ込みを入れたくなります。
今はチェーンソーとか、文明の利器があるからなあ。

切り揃えた後は、舞楽。
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・・・と、ここまでで1時間以上。
帰りの新幹線を考えると、残念ながらここまでで撤収。
本番を見ることはできませんでした。
まあ、竹ならしの切り揃えているところで「真剣で竹を切る」というのは見たからいいか。


帰る前に、やはりSCRAPおすすめの「パズル工房 葉樹林」に寄って、
謎を一つを京都土産にして帰りました。


修学旅行、夜の学校(の、舞台のマンガミュージアム)、京都の町と、
「終わらない」というか、終わらなくてもよかったんだけど、終わっちゃった。
次はいつ京都に行けるかな。
posted by ひんべえ at 00:13| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月27日

猫に手を貸す

湯河原温泉の特別企画「今夜は温泉に帰ろう♪」プロジェクトを利用して
昨日は食う寝る浸かるの極楽生活をしてきました。
まだ日が高いうちから露天風呂につかるのは、なかなか快適ですね。

もう終わっちゃうみたいだけど(冬場の集客対策だから?)、
こういう、温泉を楽しめるプランがいろんなところで増えてほしいです。


昨日は天気がよかったので、お昼御飯を食べに外出しがてらお散歩。
途中、荒物屋さんから出てきた黒ネコちゃんを発見。

声をかけると、ちょっとおぼつかない足取りでこっちに来てくれたのですが、
すかさず私の手をペロッと舐めると、そこに顔をゴシゴシ。
また手をペロッと舐めて、顔をゴシゴシ・・・・。

どうやら、おなじみの猫の顔洗い、自分の手じゃなくて私の手を使っている模様。
歩き方がちょっとヨロヨロしていて、年をとっていたっぽいから、
自分の前足を上げるのもつらかったのかなあ?
猫の顔を洗ってあげたのは初めてでした。
写真撮るの忘れた。


写真を撮ったのは、
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お散歩をしていた時、湯河原の川沿いに源泉をとる施設がいっぱいあって、
トンネルとかかなり古びた小屋とかパイプとか、
廃墟好きにはかなりすばらしい川沿いの風景でした。
それと青紅葉が一緒なんだから言うことなし。

湯河原って、河原に湯が出るから湯河原なの?
posted by ひんべえ at 00:33| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月14日

湯道をかいまみる

最近仕事が忙しかったり体調を崩したりで日記もご無沙汰でした。
疲れもたまっていたので、週末を利用して草津の温泉へ行ってきました。

草津
いいお天気。

ほとんど事前調査もない状態での旅行だったのですが、
「なにか観光的なものがあるだろう」と湯畑あたりをあるいていると、
「千代の湯」という共同浴場のところで、
「時間湯体験」なるものを発見。

要は草津温泉で行われている湯治の体験なのですが、
おもしろそうだったのでものは試しと、体験してみることにしました。


「時間湯の体験したいんですけど」と係りの人に申し出ると、更衣室に通されます。
更衣室には「時間湯」の方法が写真で解説されていたり、心得的なものが貼られていたり。

ところが、後から他の男性も同じ更衣室に通されてくる・・・
もしや混浴!?とビビリながら始まりを待っていると、
女性はちゃんと女性用の更衣室に移りました。
よかった。


「時間湯」では、湯長と呼ばれる人の指示に従って入浴します。
まずは更衣室で靴下だけ脱いで浴室に入り、浴室の神棚に参拝するようにと指示があったので浴室に入ると、
更衣室の先の浴室は一つだけ、男の人も女の人も同じ浴室です。
やっぱり混浴!?と再び不安に感じながらも、
お風呂の神様(?)に健康を祈願。

次は、草津の代名詞ともいえる「湯もみ」の体験です。
自分たちがこれから入るお湯を自分たちで冷ますわけです。
実際のところ、素人にそこまではムリなので湯長が冷ましてくれますが、
準備運動としての役目もあるそうです。
湯長が唄も歌ってくれます。
湯畑で湯もみを見ることができなかったので、体験ができてちょっと嬉しかったり。

いよいよお湯に入るわけですが、男性と女性で交代で入るので、
結論としては混浴ではありませんでした。
やっと一安心。

湯長が48度(!)まで冷ましてくれたお湯を、
まずは足にかけ、その次に頭にかけ、準備が整ったところで3分間入浴。
入浴中は湯長がカウントダウンの号令をかけ、それに「オウ!」と答えなければいけません。

更衣室には「修行」と書かれ、3分をカウントダウンする湯長の言葉も「がんばれ」的なものなので、
どれだけ辛いのかと思っていたのですが、
私は意外と平気でした。
もっと入浴していてもよかったぐらい。
初心者だから湯長が温度を低めにしてくれたのかな?


3分間の入浴が終わったら、バスタオルを体に巻き、
体を拭かずに15分ほどじっくりと体を休めます。
この間に体から汗が出て、デトックスになるそうです。

私はバスタオル1枚しか持ってなかったけど、
確かに、ここで体が冷えると効果が半減しそうなので、
大きめのバスタオルが2枚ぐらい欲しいところでした。


汗がひいたら時間湯終了。
いつまでも体がホカホカして、特にコリがひどい背中があたたかくなったような気がします。
源泉かけ流しの湯で上がった後に体を拭かないから、
そのあと今に至るまで体から温泉の匂いがするけどね。
なかなか面白い体験でした。
やはり歴史ある温泉なのですね。
posted by ひんべえ at 23:19| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月02日

松山の写真

用事があってとんぼ返りしてきただけなのですが、松山に行ってきました。

何はなくともここだけは、ということで、道後温泉本館に。
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初めて外観を見たときは「おお!」と感動したのですが、
中は意外と普通の銭湯でした。
ちょっとがっかり。


あとはせっかくだから坊っちゃん列車に乗りました。
「坊っちゃん」で

停車場はすぐに知れた。切符も訳なく買った。乗り込んで見るとマッチ箱のような汽車だ。ごろごろと五分ばかり動いたと思ったら、もう降りなければならない。道理で切符が安いと思った。たった三銭である。
と出てくるという列車です(恥ずかしながら「坊っちゃん」は未読)。

駅前に止まっていた坊っちゃん列車。
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新橋の駅前のSLみたいなもので、これは模型なのかと思っていたらホントに動き出してびっくりしました。
マッチ箱というかおもちゃのようだ。
乗ってる間、いろんな子どもから手を振られました。
大人気。

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車掌さん。
その歴史を感じさせる厚いコートは、「重いだけで寒い」のだそう。

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車掌さんの身なりに反して、中は意外とハイテクというか、
左右が見えるモニターが付いてました。


終点の松山市駅まで着くと、「これから方向転換をするので是非見ていってください」との案内が。
ターンテーブルのようなもので回転するのかと思ったら、
何とジャッキアップ&人力で回転。


(撮影場所が近すぎてよくわかんないかもしれないけど)

客車のほうは前後がないので回転の必要はありませんが、
機関車からはなされてしまったのでこちらもやはり人力で移動。



なかなか面白いものを見学しました。


さらにその直後、松山市駅前で本物のお遍路さん発見。
しかもワンコ連れ。
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飼い犬っぽい。
托鉢中、ずっと大人しくお座りしていたけど、
お接待を受けた時にははちきれんばかりにしっぽを振ってお礼を言っていました。
ワンコにもお接待の意味がわかるのでしょうか。


短いながらも一応松山を見てきた・・・ということで。
今流行っているという南予風鯛めしも食べたし(炊くタイプのは食べられなかった)。

心残りは、お土産に霧の森大福を買えず、
何を思ったのか空港で「四万十川ののり」を買ってしまったことかな。
四万十川でとれたのりを小豆島の醤油で煮ました・・・って、両方とも愛媛じゃないし。
選んでる暇がなかったんだよ。
posted by ひんべえ at 00:20| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月30日

松山でのつぶやき

所用があったのでとんぼ返りで松山に行ってきました。

こんなときこそ便利なはず、twitter。
思いのほかつぶやけなかったけど、
実はこのブログには「twitterのつぶやきをあとでブログにまとめる」という
便利(?)機能があるので試してみましょう。



papandan / sean
わんことお遍路している人発見。お接待もらったら尻尾をちぎれんばかりに振ってた。かわいい at 01/29 13:22

 
papandan / sean
天ぷらラーメン発見 松山名物? at 01/29 13:06

 
papandan / sean
道後温泉なう 芸者さん?発見! at 01/28 22:04

 
papandan / sean
なんかライトアップ用の屋外照明からモクモク煙が出てるけど大丈夫かなあ?バスから通りすがりに見ただけだから何もできず at 01/28 18:36

 
papandan / sean
松山空港とJR松山駅も思ったより近い at 01/28 18:16

 
papandan / sean
じゃこ天とたるとと坊ちゃん団子以外の愛媛みやげってなんだ? at 01/28 18:15

 
papandan / sean
松山空港って市街地にすごく近いんですね at 01/28 18:09

 
papandan / sean
松山なぅ 飛行機から見た瀬戸内海の島々がきれいでした at 01/28 17:56

 
papandan / sean
羽田空港なぅ これから松山行きます at 01/28 15:21


つぶやき忘れたけど坊ちゃん列車にも乗りました。

まあまあ、旅行日記作るのに便利な機能かも。
携帯が通じるところへの旅行であれば。
posted by ひんべえ at 22:10| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月30日

師匠は走っても私は旅行

師匠が走る今月は、バタバタと動いているかお酒を飲んでいるかという感じで、世間並にせわしなかったのですが、
エプエプソン品川アクアスタジアムと京都に行ってきました。


<エプエプソン品川アクアスタジアム>

本当は、「飛べないイルカ」として有名なラッキー君に会いたかったんだけど、
(ラッキー君は運動神経が悪くて他のイルカの半分ぐらいの高さしか飛べなかった)
夏に亡くなっていたらしい。
ショック。

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(シャッタースピードが遅すぎたけど・・・光るイルカ)

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ひさしぶりにイルカショーやアシカショーを見ました。
メキシコに行った時に「アシカスペシャリティ」をとったはずの私。
しかし忘れっぽいので、アシカとアザラシの違いを説明できなかった。
水槽の中の魚の名前もほぼ出てこなかった。むむーん。


<京都>

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念願の鳥鍋を食べに。

いつもだったら夜行バスで行くんだけど、
前日に女子飲みがあったので「ぷらっとこだま」を利用して夕方に京都着。
しかも急遽次の日の予定が入ったので、鍋の次の日の昼間に京都を出発するという・・・
まさに鍋のための京都。

到着日時間が遅かったので、本好きに有名な恵文社一乗寺店へ。
前に行ったときは稲垣足穂の本が充実してて興奮したけど、今回はちょっと違う品ぞろえ。
あんまりゆっくりできなかったけど楽しかった。
時間がなくて本は買えなかったけど、
ケータリングユニットの「茶水」さんが出店していたので、サンドイッチとケーキ、
あと、ちょっとしたお土産を購入。

宿泊は「ゲストハウスこばこ」。
門限なしで自由。
オーナーさんは経営者でありながら大学を卒業したとか・・・すごいな。
ドミの部屋は、女性部屋が男性部屋の奥(男性部屋を通らないといけない)なのでちょっと驚いたけど。
我々は結局午前2時まで飲んでいたので、寝るだけといえば寝るだけでした・・・。

近くにあった変わったお店。

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「とにかく入ってみて。使い道は自分で決めるんだ。」と熱いメッセージが店先に並んでいましたが、
何屋?(それも客が判断しろということなのか)


翌日は時間がないながらも、
青蓮院の青不動明王の御開帳と、京都駅の「エロール・ル・カイン展」を見てきました。

寝坊したからホントに時間がなかったけど、
青不動明王は、憤怒というより憐みというような表情を感じました。

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期間の終わりの方だったからか、朝から大変な混雑。
お庭は急ぎ足で見学。

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エロール・ル・カイン展も急ぎ足。
正直、そんなに規模はないと思っていたんだけど(出発前にふらりと立ち寄るぐらいの感じ)、
いやいや、結構なボリュームがあって楽しめました。
急ぎ足だったから全体的な印象が薄いんだけど、
パンフレットなどにも使われている「キューピッドとプシケー」のシリーズが好みでした。
画面からあふれ出る色気を感じる。
サンタの絵本も面白かった。

そのほかにもいろんなタッチの絵があって、「イメージの魔術師」という言葉がふさわしい展示会でした。
後で説明を読んだら、えほんミュージアム清里所蔵のコレクションだったらしい。
ということは、今回はゆっくりできなかったけど、えほんミュージアム清里に行けばいいのか。
超行きたい。
夏の避暑にぜひ。
(冬は休館らしいです)
posted by ひんべえ at 23:50| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月29日

Vista Questの(大)冒険

今年の日食は軍艦島でみたいなあ、と密かに企んでいたのですが、
残念ながら仕事の都合で休みが取れず、
日食当日は、働いていたら気がついた時には日食が終わっていてしょんぼり。

廃墟の終末感と日食で太陽が陰る感じが最高にあうんじゃないかと思っていたのに。


日食と一緒にできなかったのは残念でしたが、
軍艦島にはいつか行こうと思います。
でも、上陸は海況次第、とのことなので、たぶん夏。


それまで随分と時間があるので、
地元(いや、それなりに遠いけど)の廃墟に出かけてきました。

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ニッチツ鉱山。
ちなみに、流れ的に「廃墟」と書いてしまいましたが、
一部は現役なので、正確には廃墟ではありません。
普通の道路なのかと思ってテクテク歩いていたら
「会社の敷地なので入らないでください」と注意されてしまったことも。
気をつけましょう。


撮影担当は、あえてトイカメラのVista Questが担当。
私では出せない、時が止まった街の哀愁を映し出してほしいと企みつつ。

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この辺はまだ現役。

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何か運ぶのかな?

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共同浴場

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ぼろぼろの建物。たぶん集合住宅。

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集合住宅近く。たぶん商店。
素朴な疑問なんだけど、なんで最後に片付けなかったんだろうね?

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川沿いに建つ建物。なにか水を使う作業をしていたのかな?


天気に恵まれたのですが、
そのぶん白飛びがますます強烈になってしまい、
もしかしたらちょっと向かなかったかな、と思ってみたり。

廃墟マニア、というほど廃墟好きではないのですが、
軍艦島の写真集とか、なぜか心にグッとくるものがあります。
ニッチツ鉱山に行く、という話をしたら友人も
「山道に多い、廃線(旧道)もいいよ」
と言っていたのですが、
冷静に考えれば危ないし不気味な廃墟が気になるというのはどういう心理なのでしょうね?
(自分で言うのもなんだけど)
歴史好きの延長なのか、消えようとするものへの哀悼なのか。
posted by ひんべえ at 23:15| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月14日

実用と装飾のあいだ

イルカも好きだしソラスズメダイも好きだし、ウミウシだって大好きな私だけど、
レックダイブも大好きだったりします。

あの廃墟感がたまらん。

で、レックダイブ好きは、工場も好きだと思うのですよ。
だから、工場萌えCruse in KEIHIN (化学プラントコース)に行ってきました。
若干男の子趣味であるけれども。


川崎の工業地帯の工場達を、運河を入り込む船に乗ってただ鑑賞する、というクルーズ。
うかつなことに、クルーズ船の写真を撮るのを忘れたけど、ちょっと小さめな船。
運河の中を航行するからあまり揺れないだろう、という予想に反して、
風が強かったせいか、意外と揺れました。
船の揺れには慣れてるから大丈夫だったけど。

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こんな感じで工場を愛でます。
(優雅に座っていたのは最初だけで、最終的にはお客さん総立ちになってましたが)


以下、ひたすらインダストリアルな工場写真が続きます。
ちょっと前までのナチュラル路線を好まれる方には苦痛かもしれません。
実はどっちも海なんだけど。


クルーズが始まると、しばらく倉庫&タンク&発電所が続きます。

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おしゃれな市松タンク。

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火力発電所にある煙突は高い。下にある構造物の黄色い色もオサレポイント。

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同じように見えて、なぜか微妙に大きさが違うタンク群。
大きさそろえた方が合理的なような気もするけどな〜。


運河の中に入ると、だんだん工場に近づいてきます。

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と、同時に、鼻につくケミカル臭。
さすが、化学プラントコースです。
運河によって微妙に臭いが違っていたりして、
確実に体に悪い感じです。運河に住むカモメさんの体が気遣われる。

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敷地自体が工場であるかのように張り巡らされているパイプ。

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黄色い手すりが定番のオシャレのようです。

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工場じゃないけど。
役割を終えたブルートレイン達が並ぶ。
はたして、これは後ろに積み上げられているスクラップへのフラグなのか、
どこかの異国へ輸出されるフラグなのか。

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働く巨大クレーン。

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精緻なパイプのラインも魅力的だけど、ダイナミックなパイプも素敵。

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錆びと緑の対比が私のツボです。

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このクルーズのハイライト、双子の工場。

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これも双子の近く、双子に比べてクールな感じ。夜景がきれいなのだそうです。

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煙突に付随するパイプの、グニャリ具合の意味がよくわからない。
きっと意味があるんだろうけど。

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通称、「バンザイクレーン」、こっちはカニさん。

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こっちはエビさんだね。


ここまで意図的に紹介を後回しにしましたが、
私が一番好きだった工場は、実は化学プラントではなかったりする。
ツボったのは、クルーズ開始すぐに見えたここ。

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周りが空き地で緑に覆われ、モクモクと煙を吐く赤茶けた工場。

なんか、全身錆びた赤茶けっぷりに廃墟感があって、
まわりの草地とあいまって、
「人類が一度滅んだのに動き続ける工場」みたいなファンタジー世界を感じるのですよ。
たまらん。
煙モクモクで現役の工場に対する褒め言葉ではありませんが。

化学プラントコースはこの工場に近づかなかったのが悲しかった。
こっちに行くのは製鉄所コースだったらしい。
そう、このマニアックなクルーズ、さらに好みが細分化しているのです。
パイプを愛でていたはずの私が、実は製鉄派だったとは気がつかなかったぜ。


クルーズの雰囲気をお伝えするべく、動画も撮ってみました。


人数にも余裕があったり、お天気には恵まれたし、
楽しいクルーズでした。
興奮して写真撮りすぎて、
バッテリー切れで最後の綺麗な夕日が撮れなかったのはご愛敬。
posted by ひんべえ at 23:59| 埼玉 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月12日

緑苔に降りた白拍子の幻

先日の「アレフガルドに憧れてバスに乗る」の続き。

京都国際マンガミュージアムのイベントは午後スタート。
私は夜行バスで京都に乗り込んだので、早朝着。
時間があったので、午前中は京都観光をしていました。


まずは、気になっていたけど行かなかった、
京都駅近くの有名なラーメン屋「第一旭」へ。

朝6時だというのに結構な人。
10分ぐらいは並びました。
さすが繁盛店。

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「ネギ多め」で注文したらホントに盛りだくさんでやってきた。
味はあっさりとした醤油味で、なかなかおいしかったです。
ただ、やはり朝からラーメンはちょっと辛いので、もうやらないと思います。


おなかが満たされたところで、嵐山へ移動。

朝一番で人の少ない天竜寺に行って、のんびりお散歩をしてきました。

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主にお花をターゲットにして写真を撮る。
アジサイを撮るときの構図がとても難しいと思いました。
結局よいアイディアが思い浮かばないまま・・・。

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近くの野宮神社では、茅の輪くぐりの茅の輪がありました。

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ここはこじんまりしているけど苔のお庭があります。

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野宮神社から大河内山荘への道は、嵯峨野らしい竹の小道。

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人がいなくなった隙を見計らって、写真撮影。
私にとっては非日常的な風景です。


大河内山荘は、歴史ある庭園ではない(時代劇スターが作った庭園です)のと、
1,000円というお値段のせいか、全然人がいなかったので、のんびりできました。

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広い敷地に、いくつか建物が点在していて、
それぞれの建物から違う趣の庭が見れるようになっていました。

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私はこの、滴水庵が一番好き。

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ちょっと高い所にあるので、大乗閤や展望台からは京都の町が一望できました。


お抹茶とお菓子がいただけるので、のんびりした後は、
嵯峨野らしいひなびた山里を散策しながら、祇王寺へ。

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平家物語で「女のはかなきこと」を詠った祇王だから、ぜひ行ってみたかったのです。
苔庭もきれいだという話だし。

行ってみたら、猫ちゃん発見。
飼い猫で、結構なお年らしい。

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白拍子のお寺に白い猫なんて!と、
興奮気味に写真を撮ったのですが、
木立でちょっと暗いのと、猫さんが動くので、
ピンボケでロクな写真にならず・・・残念・・・。

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苔のお庭もきれいでしたが、やはり猫さんに会えたのが一番の収穫でした。


ここでタイムアップのため、嵯峨嵐山の駅に引き返す。

本当は、マンガミュージアムからそれほど離れていない
素夢子 古茶家」というカフェでのんびりランチでも・・・と思っていたけど、
思いのほか嵯峨野でのんびりしてしまったため、
まったくその時間が取れず。

しかも、偶然にも、これからマンガミュージアムで一緒に冒険するメンバーと嵯峨嵐山の駅で遭遇したため、
そのまま一緒にマンガミュージアムに直行。
壁に漫画家のサインがいっぱいあるカフェでお昼ごはんになりました。


で、そのままマンガミュージアムへ。無事に勇者を救出。


面白かったから気がつかなかったけど、
マンガミュージアムの中をぐるぐる歩いていたら結構疲れたので、
カフェで一休みをした後、
円山公園の近くにある園山大弓場でみんなで弓の練習。

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まったくの初めての人にも優しく教えてもらえます。
ま、「大」なのか?と聞かれれば甚だ疑問ではありますが・・・。

ただ、何も知らなかった私は、この座って練習するスタイルを
「狭いからかな?」と思っていましたが、
ここは江戸期に開設された当時から騎射の練習場だったから、こういうスタイルなのね。
大変失礼しました。


弓の方は、天性の運動神経の切れっぷりを発揮して、
弓を落とす、すっぽ抜けて上のほうに飛んでいく、など、散々でしたが、
なぜか一回だけ的にビシっと当てることができました。
・・・隣の的だったけど。


最後は、先斗町でお疲れ様会をしておしまい。

その日の深夜のバスに乗って関東に帰り、家に帰ってシャワーを浴びたらそのまま出勤でした。
京都ではずっと天気がよかったので、ちょっと日焼けをしたのか、
月曜日は体がほてっていたのが辛かったです。

深酒した次の日の出勤よりは、夜行日帰りの次の日の出勤の方が体が楽だということに気が付きました。
やっぱりお酒は毒なんだねえ。
posted by ひんべえ at 23:49| 埼玉 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月17日

伊太利亜弥次喜多第五話・ローマ編1 〜すべての道はローマに通ず〜

以前、「ローマ人の物語」(ユリウス・カエサル ルビコン以前)を読んで、夜も眠れなくなるほど興奮した私。
(のび太並みの早寝を誇る私が「眠れなくなる」というのはスゴイことなのだ。)

今回のイタリア旅行では、ローマでの自由時間を一番楽しみにしていました。
飛行機に「ローマ人の物語」の文庫本6冊も持ち込んで復習に励んだしね!(カエサルの冊数多すぎで重いです。)

( ゚∀゚)o彡° ローマ!ローマ!

なので、フィレンツェからローマに移動した日、午後の団体ローマ観光は、
「自由行動のための準備時間(用意周到)」としてあてられることになったのでした。


まずは昼食。ローマ風ピザ。
パリパリがローマ風らしいです。
凶器になるぐらいのパリパリでしたが・・・

ローマ昼食1(温野菜の前菜) ローマ昼食1(ピザ)

お皿からはみ出るサイズもローマ風なのだろうか・・・
お約束ですが、運ばれてくるピザの大きさを見て「あれが一人分!?」とみんなで騒ぎました。


そのあとは、ローマの定番「コロッセオ」へ。

コロッセオ ローマに多いコスプレ集団

ローマに来たら急に目立った、記念写真用のコスプレさん。(もちろん有料)
観光客(日本人に限らず)の数もグッと増えました。
さすがローマ。

団体ツアーだとコロッセオは外観のみですが、それでは満足できないので、
個人行動で改めて来る(そして中にはいる)予定だったので、
このときは外観をさらっと見学して、自由行動で使う「ローマパス」をコロッセオ近くの売店で購入しました(ローマパスについては後述)。


そのあとは、トレヴィの泉に。

トレヴィの泉 トレヴィの泉、ちょっとライトアップ

「人がいすぎて近寄れない。定番のコイン投げも大変」なんて話も聞きましたが、
季節が冬だったせいか、そこまでの人込みではなく、無事にコイン投げもできました。
ちなみに、投げるコインは「1枚がローマ再訪、2枚は恋愛成就、3枚は別れを望む時」なのだそうです。
私は・・・もちろん1枚!
いや、正直2枚と迷ったけど、フィレンツェでの事件の後だったし(笑)、本音は両方欲しかった。
でも、欲張って1+2にすると、3枚になって「別れを望む時」になってしまう罠・・・
ま、わずかな望みをかけて、「5円玉」を入れてみました。ご縁がありますように・・・

トレヴィの泉についた時には、だんだん日が暮れていって、ライトアップが始まる時間帯。
ツアーには新婚さんが多かったので、みなさんロマンチックな雰囲気に浸る中・・・

我ら母娘は、トレヴィの泉にいた、カモメさんを発見して大興奮。

トレヴィのカモメ あんまり動かないカモメ

なんか知らないけど、彫刻の上にとまってずーーっと観光客の方を見てました。
その彫刻、海の神様ポセイドンの彫刻だから、似合っているといえば似合っているけど、
こんな人ごみの中にいなくてもいいと思うけどな〜。
人間が群れている姿が面白かったんだろうか。動物園みたいに。

母はガイドさんに「なぜローマにカモメがいるのか?」と訪ね、私はカモメの写真をパシャパシャと・・・。
親子だな (ーー;)

でも、ローマってカモメが住むほど海に近くないのでは・・・?
ローマ人=海が苦手、という本をずっと読んできたせいで、カモメに違和感を感じたのですが、
その後もテヴェレ側に集団で休んでいる姿を見かけたので、実は住んでいるのかもしれません。


トレヴィの泉からは、スペイン広場まで歩いて、スペイン広場近くの道路でバスに乗り込みました。
スペイン広場を上がったところからながめるローマの夜景。
スペイン坂からの夜景

スペイン広場を上がったところにある「トリニタ・デイ・モンティ教会」は、
いろんな会社の日本人ツアーが、
「夜の飛行機までの数時間、ローマで自由行動です」の時の集合場所として利用していました。
地図を貼っておくので、これからローマでの自由行動付きのツアーに参加する方へ、ご参考に。
が、近くのバス乗車ポイントが、添乗員さんいわく「本来は停車禁止の場所」らしいので、
ローマの交通事情によっては変更があるかも。
(青い丸が集合場所、青いバスがバスの乗降車場所です)


大きな地図で見る


バスに乗り込んだ後は、定番のお土産ポイント「ローマ三越」へ。
ローマのお土産を、日本語対応バッチリでゆっくり選ぶことができます。

しか〜し、「観光旅行では観光第一、買いものは日本でよい」で行動している私は、
速攻で三越を脱走し、テルミニ駅のツーリストインフォメーションで、次の日に乗るローマ周遊バス「110 Open」バスのチケットを買うためにダッシュ。

「110 Open」についてはまた後述しますが、
テルミニ駅のツーリストインフォメーションの場所が結構わかりにくく、時間がないのに迷子に・・・。

基本的には丸に「i」という表示を探せばいいのですが、
白い丸に「i」は鉄道のインフォメーションで、黄色い丸に「i」がツーリストインフォメーションです。
私は間違えて鉄道の方に行ってしまい、冷たく「24」といわれてしまいました。
鉄道の方がいい場所にあるんだよね。
構内の案内看板も鉄道のインフォメーションを示しているし(駅だから当然か。)

で、目当てのツーリストインフォメーションは、24番ホームの脇にあります。
24番ホームは一番端なので、ホームとガラスを隔てたところにあるお店エリアです。
言葉ではわかりにくいので、ものすごくざっくりと図にしました。
テルミニ駅アバウト構内図

異国の駅で道に迷いながらも何とかたどり着いたツーリストインフォメーション。
ところが、そこでは「110 Open」バスのチケットは買えず、冷たく「バスで買え」と・・・
公式サイト(日本語)にはツーリストインフォメーションで買えるって書いてあったのに・・・。

しょんぼりと三越に帰る道すがら、テルミニ駅のバスステーションで時間調整をしている「110 Open」のバスを見つけたので、そこで無事にチケットを買うことができました。
満足して三越から帰ってきた私。
添乗員さんは呆れていたに違いない・・・。
そんなに一人がいいならツアーに参加するなよ、って。
それでも私は、その土地のものを見てその土地のことを感じたいの。
たとえそれが、ものとは違ってあとに残らなかったとしても。


ツアーは買いもののあと、カンツオーネディナーへ。
歌とサルティンボッカの夕食です。
サルティンボッカが若干イメージと違いました。いろんなソースがあるのかな?

ローマ夕食1(カンツォーネ) ローマ夕食1(前菜)

ローマ夕食1(ラビオリ) ローマ夕食1(サルティンボッカ)

夕食後にホテルに帰ったら、なにはともあれ次の日の作戦会議です (#゚Д゚)!!オー!
・・・まあ、参加者は私一人だったのですが・・・(母は「お任せ」って)

ここで、my作戦会議である
「英語ができなくても、初めての海外でも、自力で回れるローマ観光」の調査結果をご紹介。

コンセプトは、ターゲット(我ら親子)が「初心者」であることを踏まえ、「」であること。
少しぐらい割高でも、「楽」であることを重視しています。


<ローマパス>
ROMA PASSの公式サイト(日本語)

2009年2月時点の価格は24ユーロ。
市内の博物館、考古学遺跡 2か所に無料入館(3か所目からは割引)
 +市内のメトロ、トラム、路線バスに乗り放題。

路線バスは初心者には厳しそうだったので私たちは利用しませんでしたが、
(停留所の放送などが入るわけではないので、周りの景色で降りる場所を判断しなければいけない)
終点までの利用であれば初心者でも行けると思います。
そんなとき、フリーパスがあるとお釣りとか料金とか気にしなくていいので、気分的に楽。

あと、
「ローマで一番チケット購入の列が長い「コロッセオ」にはローマパス専用の入り口があり、チケット購入に比べて30分ぐらい時間が節約できる」
とのお得情報を得て購入することにしました。

購入できる場所は、ツーリストインフォメーションとか、ローマパスの無料入館対象となる施設のチケット売り場とか。
購入できる売店にはローマパスのポスターが目立つように貼ってあるので、すぐにわかると思います。
見ている限り、欧米系の観光客は大体持っていたような気がするな。

私たちは、
  • コロッセオ+フォロ・ロマーノ=11ユーロ
  • サン・タンジェロ城=9ユーロ
  • バルベリーニ美術館の割引=2.5ユーロ(半額になりました)
  • 地下鉄(一日券を買っていた場合)=4ユーロ
だったので、一日で元が取れてしまいました。
元を取りたければ、入館料が高いところで無料入館を利用しましょう。


<110 Open>
110 Openの公式サイト(日本語)

ローマ市内の観光地を巡回しているオープンバスです。
私はチケット買うのに右往左往しましたが、
下手に事前に買おうとせず、利用したい時にバスに乗り込んで買うのが正解みたいです。
(オープンバスなのに雨が降ったら凹むし)
バスには運転手さんのほかにスタッフが1人乗っているので、その人が売ってくれます。
事前に買う場合は、チケット裏の日付は空欄にしてもらいましょう。乗った時に書いてもらいます。
料金は、2009年2月時点で15ユーロ(ローマパス持っている人への割引価格)。

110 Open
こんな感じの、2階建てのオープンバスです。
市内では、何社かが似たようなオープンバスを走らせているので要注意。
私が見た限りでは、110 Openが一番安そうだった。

停車する場所については、英語だけど地図で確認することができます。
日本語サイトには「ルート全行程の所用時間は約2時間」と書いてありましたが、
私が乗った感じだと、よっぽどひどい渋滞でもなければそんなにかからないと思う・・・
せいぜい1時間半なんじゃないかな?
110 Openの停車場所

私たちがこのバスを利用したときは2月のすごく寒い日でしたが、
このバスの2階部分は、前の方なら風除けがついているので、2階前方なら大丈夫でした。
1階も席があるけど、狭いしあんまり景色は見れないと思う。

2階の一番前の席が取れれば、見晴らしもいいし気分いいです。
一応、日本語オーディオガイドも付いているし、ローマの街はおもしろい建物がたくさんあるので、
バスに乗ってるだけでも全然飽きないです。

逆にいえば、「2階建てバス自体を楽しむ」という使い方じゃないと、もったいないかな。
私はどちらかというと
「観光地を巡ってくれる便利な移動手段」ぐらいに考えていたので、
連続しての乗車を2、3区間しか乗らなかったのですが、
それだとあっという間に目的地に到着して、ガイドを聞いたり景色を見たりする暇がないです。

母が2階建ての最前列がとても気に入ったらしく、
「この席ならぐるっと一周してもいいわ」と言っていたのですが、
私がぎっちり観光を入れてしまったのでその時間がなく・・・。
これは私の作戦ミスでした。

ローマは意外と中心地がコンパクトなので、移動だけならタクシー+地下鉄がいいと思います。
ツアーのお客さんの中には「全部歩いた」というツワモノもいたけど・・・。
でも、ガリガリ観光するつもりじゃなくって、時間に余裕があって、
最前列があいているバスを見つけたら、110 Openもヨイと思います。

あと、このバスは、もらったガイドによると夜の8時半ぐらいまで動いているので、
日が暮れた後乗って、夜のローマをめぐるのもオススメです。


<ホテルのシャトルバス>
我々のツアーのホテルは、Four Points by Sheraton Roma West Hotelという、
キレイなんだけどとんでもなく市内から離れたホテルでした。
事前に「市内へのシャトルバスあります」の情報は知っていたのですが、
午前中のシャトルバスは、
8時に出発するバス(行先は最寄りの地下鉄の駅)と、10時過ぎに出発するバス(行先は真実の口近くの広場)のみ。

8時に出発するバスが地下鉄の駅までしか行かないというのはたぶん合理的な理由があって、
この時間になると道路がすごく混むから・・・。
なので、ここはおとなしく地下鉄の駅まで行って、そこから地下鉄利用が正解なのだと思います。

シャトルバスは地下鉄全画面表示ラウレンティーナ駅の、道路を挟んだ向かいに止まるので、ちょっとわかりにくいけど、
ラウレンティーナ駅周辺がバスターミナルになっているので、それっぽいところを目指せば大丈夫だと思います。

帰りのシャトルバスは利用していないのでよくわかりません。
同じツアーで利用した人の話だと、
「全然時間どおりに来ない。夜に外で待つのは怖い。やめておけばよかった」とのこと。


<ローマ・イルミネーション>
夜のローマ市内をバスで観光するツアー。
夜のローマを見たいけど、自力ではちょっと不安・・・
ということで、日本から申し込んでおきました。

申し込みをしたサイト
ローマ イルミネーションナイトツアー(Alan1.net)


が、これが、最悪。

なんといっても、「バスから夜のローマ市内を見る」というツアーなのにもかかわらず、
窓が小さい2階建てバス(notオープン)を使う、しかも窓が曇るというひどい対応
「とりあえずバスで走ればいいよね」という感じ。

ひどかった・・・
私が座った席がコロッセオとは反対側だったため、
一番楽しみだったコロッセオのライトアップ、まったく見れませんでした・・・(-゛-メ)許せん・・・

正直、上の110 Openバスを使うつもりだったから、
このツアーの申し込みも迷ったことは迷った。
が、110 Openの情報があまり多くなく、本当にオフシーズンでも夜まで走っているのか自信が持てなかったのと、
イルミネーションナイトツアーならガイド付きで下車観光ができるから、いいかと思ったんだ。
(オフシーズンの2月だけど、6時ぐらいまでは確実に110 Openバスは走ってました。
2月なら6時で暗くなるから、こっちにすればよかった・・・。)

なのに、「スケジュールの都合」とかでコースを勝手に変えられて、下車観光が2か所→1か所になるし・・・

このツアーに参加するために、夕食の店を超悩んだのに・・・ (-゛-メ)

貴重な観光の時間を返せ!
と言いたい 
ヾ(*`Д´*)ノ ウォー!

この日記は悪口は書かないように・・・という編集方針ではあるのですが、
これを黙って、さらに被害を拡大させるのはちょっと・・・良心が許さん!(`・ω・´)
と思わせるぐらいのヒドサだったので。

実は、最初は、このツアーに申し込んだサイト、「Alan1.net」の体験談に
ありのままに「貴重な時間を返せ!」ぐらいのことを書いたんだけど、
「Alan1.net」の体験談って、評価を星一つとか二つにすると、
「そういう内容は体験談ではなくて、直接ご連絡ください」とメッセージが出て、
体験談には書かせないようにするのね。
それでもくじけず書き込んだんだけど、「利用規約に反する」とかで消された・・・。

それなら自サイトで書くしかあるまい。
うっかり申し込もうとしてしまっている人へ、とどけ、この想い!
ダメ!ゼッタイ!

他の体験談にも「Alan1.netは、評価が低い体験談は消されるようだ」ってことが書いてあったので、
「Alan1.net」の体験談は、話半分に読む、もしくはまったく読まない方がいいと思います。
手配だけのサイトだと割り切れば、そんなに悪いところではないので。
ただし、ローマでの観光の際は、このツアーを催行した「グリーンライン社」はオススメできません。


最後は暗くなってしまいましたが、以上、
「すべての道はローマに通ず for 初心者」の情報でした。
一応、これからツアーでイタリア行って、ローマで自由行動をする人の参考となることを目指して書いてみました。

次はいよいよ
( ゚∀゚)o彡° ローマ!ローマ!自由行動!
posted by ひんべえ at 00:32| 埼玉 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月09日

伊太利亜弥次喜多第四話・フィレンツェ編2 〜ヒトリストには、愛を〜

たった半日だけだけど、楽しみにしていたフィレンツェ一人旅。

まずはクーポラに登ってみることにしました。
クーポラ


オフシーズンのお昼時なのに、結構人が並んでいて、10分ぐらい待ちました。
クーポラの行列

中に入ってから、薄暗い狭い階段を400段ぐらい登ることになります。
クーポラの階段

このあと、ぎりぎりまで切り詰めたらせん階段に切り替わるので、
閉所恐怖症の人はやめておいた方がいいかもしれません。

けど、大丈夫な人なら超お勧め。

クーポラの上に展望台に出る前に

ドゥオーモのこんな上の通路に出て、上からドゥオーモを見ることができます。

こんな感じの通路です。高いところが好きな私は、下の様子を見るのも楽しい。
ドゥオーモの上の通路  ドゥオーモの上からの眺め

天井のフレスコ画やステンドグラスも間近に見ることができます。
ドゥオーモのステンドグラスを間近で

そんなところで小休止を取りながら、無事に展望台に到着。
クーポラからフィレンツェの町並み


ベネツィアの街並みも好きだったけど、私はフィレンツェの方が好きかも。
川が見えて丘が見えて、
中世の城壁が残っているあたりが、RPGの街っぽくて「ヨーロッパ」という感じがします。
(育ちがファミっ子なもので・・・こんな発想が・・・)


さてさて、午前中は寒くて寒くて震えていたけど、
さすがにクーポラの400段の階段を昇り降りしたら、
イタリア名物ジェラートを買って外で食べることができるぐらい体が温まりました。
写真撮るの忘れたけど、ピスタチオのジェラート、おいしかったです。

ジェラート食べて体力を回復したところで、お散歩再開。
なんかよくわからないけど、お土産物がいっぱい売っている市場を抜け
なんかの市場

メディチ家礼拝堂についたけど、何と月曜日はお休み!
あれ?ここは月曜日でも大丈夫って読んだのに???
ががーん・・・orz
フィレンツェだからちょっとだけでもメディチ家のゆかりのところを見たかったのに。
(実は私が勘違いしていて、月曜日もオープンしているのは「メディチ・リッカルディ宮殿」の方でした。)


礼拝堂の読めない看板(たぶん、月曜日はお休み、見たいなことが書いてある)の前でしょんぼりしていると、
通りがかったイタリア人男性が、なにやら親しげにイタリア語で話しかけてきました。

時々交じる「Tomorrow」という英語から察するに、
「今日は休みだから明日来なよ」ということが言いたいらしい。

忙しい日本人ツアー客である私に明日のフィレンツェ観光はないんだけど。

でも、閉まっているものはしょうがないので、次の目的地であるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ向けて歩き出すと、
なぜかその男性もついてくる。
なんかよくわからないから最初は相手をしていたけど、カフェを見つけるたびにカフェを指さして何かを言う。


もしかして、これがイタリア名物(?)のナンパですか! ( ̄∀ ̄;)
(気がつくのが遅いです。)


気がついた時には、「これが噂の!」と思ってちょっとおもしろかったし、
「イタリアに来て男に声をかけられなかった女性は性転換手術をした方が良い 」っていうけどとりあえず私はセーフだったな、と思ったりしてたけど
すぐにそのしつこさに閉口・・・。

だって、たぶん彼は英語をほとんど話せないし、私だって無理だし、
言葉が通じないもの同士でカフェに入って、いったいどうやって時間を過ごそうというのだろう・・・。
日本人にはない発想だよな。

それでも最初は
「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は有料だから、中に入れば巻けるだろう」
と余裕だったのですが、
なんと、よりによってこのタイミングで迷子・・・・(ーー;)

ダメもとでナンパ男に「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会はどこ?」と聞いたけど、
なんか明らかに逆方向に連れてかれそうになる。
しかも時間がたつほどに突然手を握ってきたりとか、
ナンパ男的に親密度が増していることになっているらしい。これはまずい。
だいたい、観光客の私はともかく、イタリア人的には平日なのに、この人は何をしているんだ。

さすがに我慢の限界だったので、見つけたツーリストインフォメーションに飛び込み、
中の人に「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会はどこですか?」といろいろ聞いていたら、
気がついた時にはナンパ男はいなくなっていました。

私がツーリストインフォメーションの人に助けを求めたとでも思ったのでしょうか?
そこで逃げるっていうことは、もしかしてナンパじゃなくて犯罪がらみ?

結局あれが何だったか、幸いにも被害にあわなかったのでよくわからないままでしたが、
ま、イタリアらしい経験(ネタと読め)ができたので、結果オーライです。←喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプ

すぐに出て行ってまた会うと面倒なので、ツーリストインフォメーションの中で時間をつぶし、
改めてサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。
そういえば、ナンパ男に付きまとわれている間、写真が全然撮れなかった。やっぱちょっとムカ。


ちなみに、私はサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の建物のすぐ近くまで来ていたのですが、
建物の北側(駅の方)をうろうろしていて入口がわかりませんでした。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の入り口は南側です。
ついでに、有名なサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は西側です。

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会周辺地図
(「?」がツーリストインフォメーション、緑矢印が入口、黄色バックが薬局)

大きな地図で見る

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の外観。(入口があるほうね)
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会


中も見学したのですが、どちらかというとナンパ男から解放された安堵感が強く、
ステンドグラスがきれいだったな、という印象ぐらいしかありません・・・。むぅ・・・。


その後、世界最古の薬局といわれるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へ。

薬局は全体がハーブのいい匂い。
手作り石鹸とかアロマとかがたくさん置いてあって、
最初はバラのリキュールを買おうかと思ったのですが、思ったより高かった(確か75ユーロ)ので挫折。

日本語の商品リストに「古くからの調合」と書いてあった「サンタ・マリア・ノヴェッラ水」を
「試していい?」と聞いたら不思議な顔をされて、「For Drink」と返されてしまいました。

・・・そっか、薬局だからアロマだけではなくて、飲み薬(サプリメントみたいなもの?)もあるのね。

For Relaxのもので、水に少し入れて飲むのだそうです。
私の英語力なので甚だ怪しいのですが、
店の名前をそのままつけるということはきっといいものだと思うので、
古くからある「サンタ・マリア・ノヴェッラ水」と、
「最近日本とコラボレーションしました」みたいなことが書いてあったお香を買うことにしました。

このお店、普段は日本人の店員さんもいるそうですが、私が行ったときは見当たらなかったです。
でも、いろんな言語で書かれた商品リストがあるので、日本語の商品リストを片手に適当に店員を捕まえればどうにかなると思います。


香りに癒されたので、またぷらぷらとお散歩。

お土産にトリュフでも買おうと、ガイドブックに載ってたプロカッチに。
ここには日本人の店員さんがいました。
日本人のお客さんは、まずはお試としてトリュフサンドを食べてみる、と聞いたので、
名物のトリュフサンドを注文。

トリュフサンド

夕食のためにお腹をすかさないと〜、という心配も無用の、手の平よりちいさい、お手頃サイズ。
おいしかったです。
おいしかったので、「これと同じクリームください」と頼んだのですが、
「企業秘密です」といわれてしまいました。
なのでトリュフチーズをお買い上げ。


その後、ドゥオーモ付近に戻ってきて、ドゥオーモ目の前のサン・ジョヴァンニ礼拝堂へ。
チケット売り場が移動していてちょっと手間取る。
が、インチキ英語と身振り手振りと、困った時の「濡れた子犬の目」でどうにかチケット売り場にたどりつく。

中はキンキラキン。
サン・ジョヴァンニ礼拝堂  サン・ジョヴァンニ礼拝堂2

SP-350君のホワイトバランスを狂わすキンキラぶりでした。
外観は地味なのに・・・

サン・ジョヴァンニ礼拝堂外観
(右奥がドゥオーモ、手前のででんとした建物がサン・ジョヴァンニ礼拝堂)

黒ずんだ外観がドゥオーモの目の前にあるので、実は最初に見たときに、
「ドゥオーモを真正面から撮りたいのに・・・この黒ずんでる建物ってちょっと邪魔」と思っていました。
だけど、外観が華やかだけど内部は簡素なドゥオーモとは真逆だったのですね。
それがすぐ目の前なんだから面白い。


一応、ヴェッキオ橋を離れたところから眺められるようなルートを歩きつつ、
ホテルに戻りがてら、フィレンツェで一番古いというカフェに寄り、
一杯のエスプレッソ(1ユーロ)をのみつつ、お土産のビスコッティを購入。

ヴェッキオ橋遠景  フィレンツェの老舗カフェGilli

一日歩いたし、ナンパ男に付きまとわれたし、迷子になったし、
疲れたのでちょっと早めにホテルに戻り、一休み。


ホテルでピサの斜塔ツアーから戻った母とホテルで合流し、
ディナーを食べるためにまた街へ出発しました。
ガイドさんは「ホテルの辺は夜になっても明るいから、大丈夫」と言っていましたが、
やっぱり、日本の「明るい」とはちょっと感覚が違う。思ったより暗かった。
日本の夜は本当に明るいのですね・・・。


ディナーは、前日のうちに、日本で調べておいたTripperia Il Magazzinoに予約を入れておいたのでばっちり。
フィレンツェの伝統料理、フィレンツェ風モツ煮のお店です。

Tripperia Il Magazzino外観  Tripperia Il Magazzino店内

前菜は「コッコリ」という揚げパンと生ハム
フィレンツェ夕食2(コッコリと生ハム)

プリモは野菜のカルボナーラ
フィレンツェ夕食2(野菜のカルボナーラ)

そしてメインはランプレドット。これがモツ煮です。
すごくやわらかく煮込んでありました。
香草オイルで味付けすると意外とさっぱりと食べられました。
フィレンツェ夕食2(ランプレドット)


一人でふらふらしているときにつまみ食いをしていたので、ここまででおなかいっぱい。
デザートをあきらめたのがちょっと残念だったけど、
ツアーの食事ばっかりだったので、ゆっくりと伝統料理を食べられたことに大満足しました。

帰りはタクシーで帰ろうと思ったけど、うまくつかまらなかったのでアルノ川沿いを20分ほどテクテク。
車通りも多く、まだ歩いている人もいたので、母と二人でも怖くはなかったです。


・・・次の日。
この日はフィレンツェでウフィッツィ美術館を鑑賞した後、ローマに移動してローマで昼食、
という超ハードスケジュール。
だって、フィレンツェ〜ローマって300キロですよ。
東京から八丈島ぐらいの距離ですよ。旦那。

なので、朝一で並んで入って、有名どころを抑えつつ、超特急で見てまわったウフィッツィ美術館鑑賞でした。

ウフィッツィ美術館は、一部、窓から外の風景を撮影することができる場所があります。
ウフィッツィ美術館からのヴェッキオ橋。
ウフィツィ美術館からヴェッキオ橋
ヴェッキオ橋がヴェッキオ宮とピッティ宮を結ぶ通路だったことがよくわかるアングルです。


超特急だったけど、朝一だったから、
他のお客さんがほとんどいない中で有名な絵画を目の前で見る、という幸運には恵まれました。
ダヴィンチの「受胎告知」が、独特の存在感を放っていました。
技術的なことはよくわからないけど、
この絵が最近の絵のなかに混じって展示されていても、「古いな」とは感じないんじゃないかな。
時代を超えるオリジナリティ。

ツアー的なメインだったボッティチェリのヴィーナスの誕生も良かったけど、
個人的には廊下に無造作に飾られている彫刻ももっと見たかった。
やっぱり美術館に団体行動は向きませんねえ。


フィレンツェの次はローマ。私的なメインです。
(ローマ編に続く)
posted by ひんべえ at 23:57| 埼玉 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

伊太利亜弥次喜多第三話・フィレンツェ編1 〜母に斜塔を〜

カーニバルでにぎやかなベネツィアを後にし、フィレンツェへ着いたころにはやっぱり夜。
ホテルに入る前に、ミケランジェロ広場からフィレンツェの夜景を眺めました。

フィレンツェの夜景
ヨーロッパのライトアップは優しい色合いだと思いました。


ホテルについたら、早速夕食。
この日は、ビステッカ・フィオレンティーナ。別名Tボーンステーキ。どかーんと。

フィレンツェ夕食1(ペンネ) フィレンツェ夕食1(ビステッカ・フィオレンティーナ)
今までのご飯は残さず食べていたのですが、これはさすがに全部食べきれませんでした。
牛さんごめんなさい。

この日はフィレンツェへの移動のみで、夕食後は早めにお休み。


明くる日は、通常の日程なら街の散策+ウフィッツィ美術館を鑑賞するんだけど、美術館は月曜日ゆえに休館。
次の日にウフィッツィ美術館が繰り延べになったため、朝が9時出発とゆっくりスタートになりました。

・・・が、
それでもいつもの習慣で早起きをしてしまう母。
結局、部屋の中でゴソゴソする音に起こされた私も朝のお散歩に付き合わされることに。
母は前の日のベネツィアで、一人で朝のお散歩をしたら迷子になったらしい。
(後で聞いたら、ホテルを出た時点で目的とは逆方向に向かって歩いていた。
ママン・・・なんて方向音痴・・・(ーー;))


お散歩で出かけた、サンタ・クローチェ教会。
サンタ・クローチェ教会

国立図書館。
イタリア国立図書館

見ている間に国立図書館の窓が開いたんだけど、
中の様子はまるで中世のようで、ここにだったら魔法の書が置いてあるんじゃないかと思うような部屋でした。
一度中に入ってみたかったな。

でも後でガイドさんに聞いたら、ここの図書館はアルノ川沿いなので、
洪水の時に地下の書庫に保存してある貴重な本が水浸しになってしまったらしい。
それでいいのか、国立図書館。

朝から天気はよかったのですが、ホテルからここまでのお散歩の間で体がすっかり冷えきり、
2人で震えながらホテルに戻りました。
寒さを覚悟していたミラノとベネツィアではあまり寒さを感じなかったのに、
この旅で一番寒かったのがこの日のフィレンツェと、あとは自由行動のローマでした。
中部イタリアとはいえ、やっぱり緯度は高いのね。


寒さに備えて朝ごはんをしっかり食べ、体を温めたらガイドさんとの観光に出発。
フィレンツェの観光はホテルから徒歩です。
今度はガイド付きでサンタ・クローチェ教会を見た後、シニョリーア広場へ。

まるで屋外美術館のようなシニョリーア広場と、
シニョリーア広場

今は市庁舎として使われているヴェッキオ宮殿。
ヴェッキオ宮殿
朝の時点ではなんか小規模なデモ隊がいました。
元宮殿とはいえ、やっぱり市庁舎。
元宮殿というのは、働き心地はいかがなものなんでしょうか。
LANケーブルの配線工事のときにうっかり財宝見つけたりして。


ここからいったんアルノ川のほうに進路をとり、ヴェッキオ橋へ。
ヴェッキオ橋
日本人の私には、立派な川にかかる橋の上に石造りの建物が乗っかっていることが信じられません。
しかもそれが貴金属店。洪水時にどうするんだ。
橋自体もがっしりしているので、何も言われずに歩いていたら、橋だとは気がつかないと思います。


貴金属店で買い物をするお金があるわけもなく、ヴェッキオ橋を軽く流した後は、
フィレンツェの中心、ドゥオーモへ。
途中、馬車を見つけました。
フィレンツェのお馬さん
このときは初めて見たので大騒ぎしたのですが、このあと、ローマではいたるところで見かけることに。
みんな客待ちしてました。
日本でいう人力車的なポジション?
高そうだったので値段は聞きませんでした。


馬に気を取られて団体から遅れつつも、ドゥオーモへ到着。

フィレンツェのドゥオーモ

フィレンツェのドゥオーモといえばクーポラのイメージが強かったのですが、
さすが、花の聖母寺。白と緑とピンクの大理石で可憐に彩られていました。
花の都フィレンツェにぴったり。

内部はシンプルなゴシック様式。
ドゥオーモ内部
中には無料で入れて椅子もあるので、一休みしている観光客も結構いました。
私も自由行動中にちょっとお世話になったり。

床の模様も素敵です。なぜそこに壺が置かれているかはよくわかりません。
ドゥオーモの床

教会でよく見かけた、24時間制の時計。
24時間日時計
この時計でいう24時間とは、日の出が0時で日の入りが24時らしい。
調整がすごくめんどくさそう。
毎日統一された時間が刻まれて、日の出と日の入りの時間は大まかに覚えていればいいじゃないか、
と思うのは、光があふれた現代人の感覚なのでしょうか。


ドゥオーモの見学が終わったら、中華料理の昼食へ。
ここまで旅行中の食事の写真を撮っていたのですが、
この日は観光中もとにかく寒くて、寒くて、
寒さに耐えきれず、温かい食事が出てきたらすぐに食べてしまいました。
一枚も写真撮れなかった。
ま、良くも悪くも普通の中華料理(日本で食べるような味)だったから、いいか。


食事が終わったら、わたし的なお楽しみ、自由行動タイムです。
この日の自由行動は丸々半日。夕食も自由なんです。

39人での団体行動につかれてきた私には何よりも楽しみ。

しかも、
希望者を対象にピサの斜塔への半日ツアーが開催されたため、
私はフィレンツェでお散歩、母はピサのツアーへの参加という、
添乗員さんも呆れる必殺技を繰り出したので、
この日の午後は完全に一人旅になるのでした。
(ただし夕食前まで。さすがに夕食は母と一緒です。)


私は一人でクーポラの上まで登ります。
クーポラ


フィレンツェ・ヒトリスト編へ続く。

ヒトリストのカギ
(フィレンツェはおまじない(?)で無駄に錠前がついていた街でしたが、
これはクーポラの前の広場につながれていた錠前。なぜここに?)
posted by ひんべえ at 00:19| 埼玉 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

伊太利亜弥次喜多第二話・ベネツィア編 〜謝肉祭の柱男〜

ミラノからベネツィアについたらもう夜。

しかし、この日はカーニバル開催中。
カーニバルといえばお祭り。お祭りと言えば夜が本番!
ということで、本島内のホテル(駅近くなので本当の端だけど)に泊まったことをいいことに、
「夜のカーニバルを見に行くぞ!」と張り切って夜のサンマルコ広場に出かけることにしました。

その前にお夕食。
ベニス夕食(イカスミパスタ)ベニス夕食(白身魚のフライ)
イカスミパスタと白身魚のフライ。
日本のファミレスとあんまり変わらなかったかも (^^;


食べ終わった後は、ヴァポレットと呼ばれる水上バスに乗ってサンマルコ広場へ。
往路だけは、特別に添乗員さんが付いてきてくれました。
寒い冬の夜だというのに、なぜか母と頑張って外でベネツィアの夜景を見る。

カーニバル中だから?各駅停車しか運航していなかったので、40分ぐらいかかってサンマルコ広場へ。
夜のサンマルコ広場はライトアップされていて、何かショーのようなイベントが行われていました。
夜のサンマルコ広場

が、広場にいる人は少なめ。
仮装パーティーだから、夜より昼の方がにぎやかみたいです。
祭り=夜、という常識は通じなかったか・・・。
イルミネーションを見学し、母は明日のためのマスケラを購入し、ホテルに戻りました。

カーニバルのマスケラ(購入したマスケラ)


帰りは自分たちでヴァポレットに乗らなければいけません。
電光掲示板に示された行先を見ると、駅にはいかない(途中で止まってしまう)ようだったけど、
「どこにいくの?」と聞かれたから「駅」と答えたら、乗りなさいと言われる。
方向は違ってないからまあいいだろう、と思って乗り込んだら、
そのバスには終点で接続便が待ってました。
停留所に止まっている乗換先の水上バスに向かって、バチコーンとぶつかっていったときにはびっくりした。
普段だったら団体客は乗らないヴァポレットに乗れたのもいい思い出。


次の日、改めて貸切水上タクシーに乗り、サンマルコ広場へ。

朝一番のサンマルコ広場は、まだ人がまばら。
朝のサンマルコ広場
サンマルコ広場は昼より夜の方がきれいだったかも。
昼は黒ずみが目立ちます。
そのうち人がいっぱいになっちゃってそれどころじゃなくなるんだけど。

サンマルコ寺院。
この日は日曜日でミサだったので、入場観光ができませんでした。残念。
サンマルコ寺院

ガイドさんから一通りサンマルコ広場の説明を受けた後、ベネツィアの町をお散歩。
ベニスの町

まずは有名なベネチアンガラスの工房へ。
ガラス工房のマリオさん
この人が「マリオ」さんだということは覚えてます。
マリオさんの花瓶作成を見学し、「ベネチアンガラスは強いから落としても割れません」というパフォーマンスに声をあげて驚いたあとは、お買い物タイム。
迷いながらも、海の色を思い出させる青いビーズのネックレスを購入。
お店のホームページ ラグーナムラノグラス

その後、迷路のような街中を歩いてリアルト橋へ。
リアルト橋

で、もう一回サンマルコ広場に戻ってきてフリータイム。
広場で仮装の人を撮影させてもらった後、
仮装の人たち

せっかくなので世界最古のカフェ、「カフェ・フローリアン」へ。
外観はそれほど派手ではないのですが、
カフェ・フローリアン外観

内装がゴージャス。
カフェ・フローリアン内装2 カフェ・フローリアンの中

ここで母がマスケラ装着。
クラシカルな雰囲気に浸りきれるし、
カフェ・フローリアンは名所なので仮装した人が頻繁に通りかかるので、
(カフェ・フローリアンをバックに撮影会をしている人が多かった)
ゆっくりとカーニバルが楽しめてよかったです。
飲み物代はそれなりにかかりますが・・・。


カフェ・フローリアンから出てきたら、パレードが始まってました。
さすがパレードに出るような人は衣装の気合いが違います。
仮装パレード

撮影者の気合いも違います。
撮影者まで・・・(ばっちり仮装した人までも撮影側に)

パレードが始まるぐらいの時間になると、サンマルコ広場は歩くのも大変な人ごみです。
なんとか集合場所までたどり着き、ゴンドラツアーへ。
ゴンドラに乗り込む人

ゴンドラから見たベネツィアの町。
ゴンドラからの風景 ゴンドラからの風景2

カヤック発見。カヤックってありなのだろうか?
ベネツィアのカヤック
ベネツィアカヤックツアーがあればやってみたい。

良いお天気でしたが、それでもゴンドラツアーはちょっと体が冷えました。
このあとは、満員電車のようなことになっている路地を歩いて、お昼ごはんのレストランまで移動。
お昼頃になるとベネツィアの混雑ぶりは大変なことになっていました。
この混雑の中を39人の団体を引き連れて歩いた添乗員さんはすごいと思います。

お昼は魚介のパスタと魚介のフリット。
ベニス昼食(魚介のパスタ)ベニス昼食(魚介のフリット)
味は・・・。食べ慣れた味です。


お昼ごはんの後、もう一回フリータイムがあったので、広場にある鐘楼に上り、上からベネツィアの町を眺めました。
鐘楼からみたベニス
町を歩いているときは、ちょっとごちゃごちゃしたイメージだったけど、
こうやって上から見ると全然イメージが変わります。

さらにそのあと、「おみやげ物販売部分だったらサンマルコ寺院に入れるのでは?」ということに気が付き、
サンマルコ寺院出口付近にあるおみやげ物売り場へもぐりこむ。
天井が金でキラキラしてました。
サンマルコ寺院の天井


とにかくカーニバルで大騒ぎのベネツィア。
だんだん、ものすごい衣装も見慣れてきたな・・・というところで。

ベネツィアの柱男
柱男登場。
いや、確かに中世風の仮装と言われればその通りだけどさ。
柱男さん、いろんな人にもててました。
アイディア勝利。


約半日の間、ベネツィアのカーニバルを楽しみ、次はフィレンツェへ移動です。(フィレンツェ編へ続く)
posted by ひんべえ at 00:00| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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